【妊活＆キャリア】ドラマ「あの子の子ども」にザワつくワケ

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先日、高校で「いのちの授業」をさせていただいたとき、

とある生徒さんが感想で、

「子どもができないかもしれないと

悩んでいる人がいる一方で、

子どもができたらどうしようと

悩む人もいるという現実がありますね」

というコメントがありました。

アラフォーとっくに過ぎてる私ですが、

それを聞いたら一瞬のうちに

意識が20年前の若い頃にワープして、

「妊娠しちゃったらどうしよう」

という気持ちをリアルに味わったことを思い出し。。。

（実際には私は多嚢胞性卵巣症候群で、排卵すらしておらず

そんな心配はカスりもしない"ご無用レベル"だったことを

その後知ることになるワケですが・・・）

そうだよね、高校生くらいのみんなの

直近起こるかもしれないリアルな悩みは

どちらかというと、そっちだよね、

って共感しちゃいました。

そんなことがあった時を同じくして、

親しいお友達から

「今ちょうどドラマで、高校生の妊娠の話やってるよ！」

と教えていただいて、

普段はあまりドラマを見ない私ですが、

「あの子の子ども」をみはじめました。

高校生のカップルが、とっても大好き同士で、

妊娠のリスクがある、とわかった上で気をつけていたのに

意図せず避妊に失敗してしまい、妊娠する話。

現在放送されている第4話までを見た私は

妊娠可能性があると思えていた過去の私という視点、

妊娠を望んでもできなかった不妊判明後の私という視点、

小学生の男の子の親なので母である私という視点、

性や多様性についてお伝えする仕事をする私という視点、

と、色々な視点で見ており、忙しいったらありゃしない・・・

のはさておき、

まずもって心がザワつくのは、

やっぱり、望む・望まないにかかわらず、

自然妊娠は、羨ましい。

私が逆立ちしても、お金をつんでも叶わなかった

自然妊娠という事実。

ここには、当然ながら心が反応した。

で、もう1つ反応したことがある。

それは、第4話までで、

主人公が妊娠しているかもしれない不安を抱え込み、

パートナーのことを想うからこそ言い出せなくて

苦しんでいたんだけれど、

後半あたりで、

心とは裏腹に傷つけるようなことを

ドバーーーーっと言ってしまうシーンがあって、

ここにめっちゃザワついた。

え〜〜、うわ〜〜〜、

そんなこと、相手に言えちゃうの・・・・

いいね・・・・

いいね、って思っちゃった・・・

と、年甲斐もなく

高校生の主人公の友達になったような気持ちで

ドラマに入り込んでいる私ですがw

で、結構これが心にズシンときてて、

なんでかな〜と考えてみたのですが。

ここで起きてることって

相手のことが大好きで、相手のことを想いたいのに

相手を大切にすることが

自分のことを大切にしないという現実にも

繋がってしまって、

どっちの選択肢もとれずに

頭がぐちゃぐちゃになり

自分では思ってもいないはずの

相手を傷つけるような発言をしてしまって

結果的に自己嫌悪に陥ってしまう、

ということなのかな、と感じて。

私も、いまだに、

主人公と同じように

裏腹な言葉や罵りに近いようなコトまでも

思うことなんてザラにあるけれど、

それを口にだす勇気がない。

でも、実はこっそり、

脳内ではしっかり相手に

浴びせかけているから、

言ったのと同じ気持ちになって

結局はめっちゃ自己嫌悪に陥る。

で、思い出したのが、

不妊治療していた時は

特に心がやさぐれていて

夫婦関係や職場関係において

私の心の中で、めっちゃ葛藤が起きていたよな、

って思います。

（いっさい口に出してないから、

　夫や同僚は知らないであろう・・・ハハハ・・・）

元々、思っていることを口に出すのが苦手。

さらに、相手が大切にしたいことで

私も大切にしてあげたいんだけれど、

でもそれは自分を押し殺すことにもつながること

だったりすると、

口では応援コメントをしておきながら

心は裏腹、罵っていたりする・・・

で、とっても苦しくなって、

イライラして不機嫌になって

言えばいいのに言えない自分も嫌で、

ムスッとして過ごしたり、

でもこれは自分で消化しなきゃ、なんて思って

飲みに行って意識を他へ飛ばそうとしては

心に蓋をしてきたことが、何度もあります。

でも、結果的には

これらはウップンとなって、消えてないんですよね。

消えないウップンは溜まっていって、

いつしか積もり積もって

雪だるま状態まで膨れ上がってしまう。

不妊治療後も、オトナとして年齢が上がれば上がるほど

言えなさに拍車がかかっていったように思います。

もしかして私と同じように感じているあなたに

お伝えしたいのは、

心に巨大な雪だるまができちゃったら、

もう終わり、ではなくって

相手に言えないのならば、

安心安全の場で、

雪だるまとなった言葉の破片を少しずつ放って

溶かしていくことができるよ

ってことです。

相変わらず、

相手に直接思ったままをその場でぶつけることは

できない私なんだけれど、

これは言ってもどうにもならないな、ということは

安心安全の場（私の場合はコーチングセッション）で

吐き出させてもらうという手段を得て

ほとんど心に抱え込まなくなったので、

ドラマを見て、羨ましいな、いいな、とは思ってザワつくけれど

苦しさはないな、って思います。

もし今、言ってしまうと誰かを傷つけてしまうから

言えていないんだけれど

苦しいな・・・と感じていることがあるのなら、

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