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天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

月光カフェ(時にイベントのない営業日の名称。カフェ自体はcafeSAYAという名前があるのですが、いろいろなカフェイベント・・・・・○○カフェというカフェイベントを開催しているため、それと区別する名称です)では、カフェ文庫を読んだり、カフェスタンプや硝子ペンなどを使ってカードを作ったりしてお過ごしいただけますが、さらに、プチワークショップをお愉しみいただけます。


ワークショップといっても、完成見本を目指してみんなで同じものを作るのではなく、材料と道具と多少のコツや知識をご提供して、あとは自由に作ってね♪というものです。

理科実験をしたりしているカフェなので、ワークショップは図工の時間と思っていただくとぴったりかもしれません。


そんな中でレジンについては、個人的にはほとんど作らないアクセサリーを対象にしています。

UVレジンなので、作ったものはそのまま、お持ち帰りいただけます。


そんなレジンアクセサリーのワークショップに新アイテムを入荷しました。



天氣後報-月光カフェのワークショップ/レジン


天氣後報-月光カフェのワークショップ/レジン

シンプルな形のものや、空枠に予めレジンを流しこんでおいたものなど、台はいろいろご用意していますが、その中でも格別に大きなものです。


時計柄の硝子ドームなども使えますし、枠の装飾に色づけしたりもできます。



天氣後報-月光カフェのワークショップ/レジン

また、大き目なクラウンもご用意しました。

そのまんまのものに、小さな鉱物の欠片やラインストーンをはめてもいいですが、予め色を付けておいたものも用意しました。



天氣後報-月光カフェのワークショップ/レジン

十字架部分には蛍光蓄光剤を流してあります。


数に限りがあるものもありますので、ワークショップのご予約時には、もしご希望があれば、枠やパーツの確保をご依頼ください。

基本的にどの枠を使っても、パーツを使っても追加料金はありません。


追加料金がある場合は、カフェで販売している鉱物などを使用した際で、その実費がかかります。

鉱物や人工ビスマス、切手やレジン用レース、金属パーツや光る石やウラングラス、歯車など時計部品も無料でいろいろご用意しておりますので、基本的には料金内でお愉しみいただけます。


ステルクララという空想の世界にある町に、球体研究所という施設があります。


球体研究所所長のヴォーレンダング氏は、かつて宇宙飛行士として活躍していました。
宇宙船の円い窓から漆黒の闇に浮かぶ丸く美しい星々を眺めるのが、氏の唯一の愉しみでした。
そんなある日、宇宙船の中で青色珈琲を飲んでいた時、思わずカップを落としてしまったのです。 無重力空間でのことですので、「落とす」という表現は適切でないかもしれませんが。
その時、カップから飛び出した青色珈琲の液体がそれは素敵な青色球体となって、氏の周囲を回ったのです。
「球体とはなんと美しいものなのだろう……」
その時あらためて、氏は思いました。

やがて宇宙船を降りたヴォーレンダング氏は憧憬の球体について研究をするために『球体研究所』を設立し、世界中から球体を集めています。 (ステルクララのエピソードより)


そんな妄想の主人公のヴォーレンダング氏は一人でステルクララの町で暮らしていて、宇宙で一人暮らしをしていたこともあり、一人は苦にならないのですが(逆に天真爛漫すぎる子供の遊ぶ声や、街角で楽しそうに立ち話をするおばさんたちの声が苦しい時があるくらい)、時々、一人が苦しくなることがある、おじさん・・・・おじいさんです。


ヴォーレンダング氏をからめたエピソード付のマーブルは、久しくアップしていなかったのですが

このたび、アメリカからきれいな縞々のマーブルが届きました。



天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

濃い青色に白い雲のような流れが入ったマーブルです。




天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay


天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay


天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

直径は約16mmくらい。



天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

ステルクララのエピソードとしては天使の梯子とも呼ばれる薄明光線をマーブル化したもの。


友達も少ない氏が、最近元気のない、ステルクララ天文台の館長が元気になるようにと、お守り代わりに作ったという設定。



天氣後報-球体研究室/CrepuscularRay

地球は宇宙から見て縞々じゃないけれど、

今年もあと1か月半を残すところとなったので、「今年のとっておき青い惑星球」を作りました。

歯車やオパールなどを一切入れずに、ひたすら青い縞々です。

銀河粒を数種類、層の分けていれました。

惑星球といいながら、その内部に宇宙が拡がっているのか???という疑問は置いておき、

青好きのための惑星球です。



天氣後報-惑星球/BluePlanet2013


仕様は・・・・・・


クラウン I


天氣後報-惑星球/BluePlanet2013



クラウン III


天氣後報-惑星球/BluePlanet2013

写真は金古美みたいな色に見えますが、銀色です。




ギザギザリング I


天氣後報-惑星球/BluePlanet2013



レースリング I


天氣後報-惑星球/BluePlanet2013



天氣後報-惑星球/BluePlanet2013

蛍光



天氣後報-惑星球/BluePlanet2013

蓄光・・・・・




縞は球によって4層~6層です。

分類しようと思ったのですが、このタイトルにてまぜこぜにしました。

できるだけ6層のものをきらら舎で販売しますが少しだけ4層のものもふくまれます。


カフェでは選んでご購入いただけます。



以前販売していた蔵書票。

再製作しました。



天氣後報-蔵書票/きらら舎

厚めのトレペにオフセット印刷をしたものです。


以前は手作業で裁断していたため、その手間が大変で販売を休止していたのですが、今回は4種類4片が連結したままで販売しようと思います。



天氣後報-蔵書票/きらら舎


枠外の余白はお好きな感じで切り取ってお使いください。

インクがのりにくい紙なので、油性のスタンプパッドでイニシャルを捺したり、油性ペンで簡単なサインのように名前を書くといいと思います。

また、厚みがあって水にも強いのでイラストだけを切り抜いてクラフトに使うこともできます。


ところで、蔵書票とは所有している本の見返し部分に貼っておく名前カードです。

カフェで販売していた時に知らない方が多かったので、ジェネレーションギャップを感じた記憶があります。

蔵書票はお気に入りの図案と名前が刷られている紙片で、発祥は15世紀のドイツ・・・・・といえばグーテンベルグが活版印刷を発明した時期と重なります。この時代は製紙技術も急速に発展していて、書物が大量生産され始めた頃なので、蔵書票も生まれたのでしょう。


蔵書票にはコレクターも多く存在します。

銅板、木版、孔版などでいろいろな図案のものが残っています。

1枚数万円もするものもざらです。

もちろん、現代のものも手頃な価格でたくさん販売されています。


最近は本の電子ブック化も進んでいるので、蔵書票を所有の書物に貼る・・・・・なんて機会はますます少なくなりそうですが、切手やポストカード収集的に蔵書票を集めてみたり、作ってみるのも楽しいかもしれません。



時計パーツを使った2つ目。

今度は毒壜の枠に入れてみました。



天氣後報-壜に閉じ込めた時間


天氣後報-壜に閉じ込めた時間


こちらも閉じ込められた時間は止まってしまっています。



天氣後報-壜に閉じ込めた時間

時を刻んでいた砂時計の砂が銀河のようにちりばめられています。