以前販売していた蔵書票。
再製作しました。
厚めのトレペにオフセット印刷をしたものです。
以前は手作業で裁断していたため、その手間が大変で販売を休止していたのですが、今回は4種類4片が連結したままで販売しようと思います。
枠外の余白はお好きな感じで切り取ってお使いください。
インクがのりにくい紙なので、油性のスタンプパッドでイニシャルを捺したり、油性ペンで簡単なサインのように名前を書くといいと思います。
また、厚みがあって水にも強いのでイラストだけを切り抜いてクラフトに使うこともできます。
ところで、蔵書票とは所有している本の見返し部分に貼っておく名前カードです。
カフェで販売していた時に知らない方が多かったので、ジェネレーションギャップを感じた記憶があります。
蔵書票はお気に入りの図案と名前が刷られている紙片で、発祥は15世紀のドイツ・・・・・といえばグーテンベルグが活版印刷を発明した時期と重なります。この時代は製紙技術も急速に発展していて、書物が大量生産され始めた頃なので、蔵書票も生まれたのでしょう。
蔵書票にはコレクターも多く存在します。
銅板、木版、孔版などでいろいろな図案のものが残っています。
1枚数万円もするものもざらです。
もちろん、現代のものも手頃な価格でたくさん販売されています。
最近は本の電子ブック化も進んでいるので、蔵書票を所有の書物に貼る・・・・・なんて機会はますます少なくなりそうですが、切手やポストカード収集的に蔵書票を集めてみたり、作ってみるのも楽しいかもしれません。