現在配布中のきらら葉にも書いたのですが、箱庭計画進行中です。
気づけば、作るもの・蒐めるモノに小さなものが増殖し、ドールイベントなどにも首をつっこむようになってみたら、さらに矮小化に拍車がかかってしまいました。
ちょっと冷静になって、その原因を考えてみると、結局、小さなときから箱庭的なものを作っていたのです。
ならば……と、ドール用じゃなくっても純粋に小さな空間を自分で演出してみませんか?というのが箱庭計画。
ジオラマ標本の進化形みたいなものでもあります。
まずは、シャーレに光るキノコを生やしてみました。
かさのドットは蛍石。天頂のドットはエチオピアオパールです。
本当は、秋の『妖精の棲む森』アイテム用に作って、本物のスナゴケを敷いてみようと思ったのですが、やはり苔には適度な栄養分と水はけのよい黒土が必要で、室内用であってもマジックサンドなどを用いる場合、シャーレだと浅過ぎるので断念しました。
通常、イベントアイテムはイベントに向けて試行錯誤の末制作し、イベントで販売して、余ったらきらら舎で通販、、、、、という流れのところ、今回は、先にいろいろ作って販売してみることにし。
先日のビーカーキノコに続き、シャーレーキノコを作っています。
これから、ここに光る苔を敷きます。
光る苔、、、、、ヒカリゴケではありません。
ヒカリゴケは準絶滅危惧種で、植物パークのような施設や研究所で栽培されているほか、自生しているものはの天然記念物に指定されています。
都内では、北の丸公園の敷地内に自生地があって、なんと、カーナビにも掲載されています。
少し前に販売されていたという話も聞きましたが、商品名がヒカリゴケっていうだけで違う種類の苔だと思います。
ヒカリゴケはそれ自体が発光しているのではなく、胞子が直径1/70mmほどの小さな原糸体に変化し、それらがレンズ効果で光を集めて光って見えるものです。薄暗い場所で効率よく、光合成のための光を集めているというわけです(薄暗いので集められた光も、肉眼で確認できるわけです)。
エメラルトグリーンに光っているように見えるのは、ヒカリゴケの葉緑素のせいです。集められた光をさらに効率よく吸収するために、葉緑素は光の差し込むところに移動します。そのため、明るい方向(たとえば洞窟や岩穴の入口)を背にしてヒカリゴケを見ると、集められた光の先に葉緑素があり、そこに反射した光を見ることになるため、きれいなグリーンに光っているように見えるわけです。
脱線しましたが、苔が光るのは確かに魅力的なので、蛍光塗料を塗布したモスを作りました。先日、ビーカーのキノコに入れた、アレです(今回は色が複数あります)。
7月下旬にウラングラスがたくさん届く予定なので、たとえば、空想の光る虫や、卵なども苔の下に潜ませて、小さな光るキノコの森の箱庭(箱じゃなくってビーカーだけど)を作ってみようと思っています。
進捗状況は少しづつ記録します♪