ジオラマ標本室に水晶を使ったものを2点加えました。
まずは前々回に紹介した黒水晶。
これはコバルト照射による黒色です。
煙水晶とか黒水晶は水晶に微量に含まれるアルミニウムの成分が、永い間かけて放射能により着色していったものです。
今回の標本は、それを短時間で行った(放射能照射)ものです。
氷でできた船を操縦した知能の高いペンギンが、最近、南極点付近に出現したという、黒い氷山の調査に赴いた……という設定(笑)
現在、最高性能の「嗅覚」にて調査中。
もう一つは、ブラジル産の大きな水晶。
上に生えている小さな水晶たちは、もともと、この結晶についていたものですが、大きな水晶を横にしたら、大きな流氷の上に生えた氷の柱みたいでした。
そこで、これに青色岩塩をくっつけました。
ポインツ尖端はかなり透明度の高い結晶だったので、時計歯車は根元のほうにワンポイントとしてくっつけました。
ペンギンは2羽。
「父ちゃん。今日は天気がいいねえ。」
「そうだねえ。母さんが家を出たのもこんな日だったなあ。早く帰ってくるといいなあ。」
………
「あ! 母さん!!」
続く…(笑)