きらら舎 にジオラマ標本室を作りました。
まずはアクアオーラを使ったもの。
アクアオーラというのは、水晶を真空の中で2000度まで加熱し、金属を蒸着させたもので、今回使用したものは、ブラジル産(Minas Gerais)の水晶ポインツに、24金を蒸着させたものです。
人工結晶マーケットの時に入荷したものですが、「人工結晶」というものでもない(結晶自体は本物の水晶なので)ため、そのまま保管していました。
基本的に鉱物標本としては、天然のものを扱いたかったので、そのまま販売することもなく、在庫になっていたものです。
背景に青色が美しいロケットの切手を配置しました。金属の部分は古い時計の部品です。
座礁した船の錨にも見えます。
アクアオーラを留めた樹脂は蓄光します。その横の石も蛍光石なので、同様に蓄光します。
右に吊られているのはウラングラスのドロップで、ブラックライトで蛍光します。
アクアオーラを留めた樹脂には、パキスタン産の両錘水晶をいくつもくっつけました。
ハーキマーダイアに劣らずキラキラした結晶です。
これもベースは同じ。
背景に同じロケット切手を貼り、蓄光する樹脂でアクアオーラを留めました。
すっきりした形の結晶だったので、時計の歯車を一つつけました。
歯車がなにかのハンドルのようです。
3つ目は、金属部品がちょっと変わっています。
宇宙通信道具か、不時着した宇宙船の部品という感じ。
アクアオーラの次回作は、オーロラの切手を背景にしたペンギンモノです。
ペンギンモノといえば、2つだけアップしました。
使い込まれてインクや滲み込んだインテルで拵えた標本箱に、流氷にみたてた方解石をくっつけたもの。
前回紹介したものに、少し手を加えてのアップとなりました。
背景に留めてある翠色の結晶も方解石劈開片です。
古い時計部品と古いドイツ語の本のページ紙片をつけました。
細かい方解石は置いてあるだけで、お届けの際には別の袋に入れておきますので、ご購入くださった方は、好きに配置してお愉しみください。
また、向かって左の壁に段差がありますが、ここには硝子の蓋をはめ込めます。
お届け時に硝子蓋付きで送ります。