蛍光學標本(冬季) | 天氣後報

天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ


天氣後報-ステルクララ標本學標本

昨年、蛍光物蒐集癖が嵩じて、そこにステルクララの物語が加わって、蛍光標本箱を作りましたが、その第2弾です。

冬季に採集したものという設定です。

以下、ステルクララの作り話……


天氣後報-ステルクララ標本學標本

【モス】

夏仕様では乾燥して白くなっていたモスも冬季はしっとり翠色です。


【妖精の繭殻】

妖精の繭殻標本は冬季には凍って白く変色しています。

ステルクララの森に棲む妖精は約12ヶ月を繭の中で過ごし、満月の夜に、繭から染み出るように孵ります。妖精が生まれた後の繭殻は硝子化し、黒色電燈で蛍光します。


【虹色蛍光石】

月夜の滝にて採集。蓄光はしない。


【蛍光硝子の滴】

海岸にて採集。夏に採集したものは透明だったのだが、冬季のものは翠と乳白色の不透明なもの。


【月光貝】

海岸にて採集。


【螢硝子の雪】

ステルクララの森の特定の場処に降り積もった雪を光硬化性硝子に置き換えたもの。


【銀河硝子粒】

広場でクラウンが飛ばしたもの。




天氣後報-ステルクララ標本學標本

ステルクララの物語は、暴走する妄想をきらら舎アイテムとリンクさせながらまとめているものです。

螢硝子の雪は、実際に雪の結晶の標本を取る方法から思いついたもので、蓄光する繊維でできた綿です。

月光貝なんていう貝も、もちろん実在はしません。トミガイに蓄光塗料を塗布したもの。


部屋の壁に飾っておいて、夜、電気を消すと標本箱がぼおっと光って妖しいです。