木枯らしのエチュードIII | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

現在。1月4日午前0時30分。

しぶんき座流星群の極大を待つ間に豆本やミニスコープを作ることにしました。


ところでしぶんき座という星座は今はもうありません。星座が存在していた時の名前は壁面四分儀座というもの。見慣れた北斗七星も実際には少しづつ形が変化しているわけで、こうして夜空を眺めて見えている星の中には現在は存在していないものもあるんなだあ、なんて広い宇宙と遠い時間に思いをはせながら、小さなスコープの中の世界を作りました。


この精密機械の部品の欠片を使ったスコープに「木枯らしのエチュード」なんて名づけてしまったので、このタイトルのまま制作を続けていますが、今回できたものは大聖堂の薔薇窓みたいです。



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青好きのため、ついつい青い鉱石や硝子粒を使ってしまうので、今回はわざと可愛い色の石を使ってみました。

金色に見えるものとピンク色のものは共に電気石。濃い目のピンクはマンガン白雲母。乳白色に見える半透明のものはアクアマリン。


乙女チックな3作目となりました。