水晶の螺旋 その後 | 天氣後報

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先日、「水晶の螺旋」について書いたのですが


X面やS面がない標本にも右水晶、左水晶の区別があるのであれば、水晶球はどうなんでしょう?


という問い合わせがありました。


水晶球のように結晶の外形が失われている場合でも右と左はあります。


水晶球と硝子球を判別するときに、偏光板(2枚)を使います。水晶球であればきれいな同心円状の虹の輪を観察できます。これをエアリースパイラルといいます。これにさらに雲母板を使うと水晶球で見えるエアリースパイラル(虹の輪)が螺旋を描くそうなのです。


そんな装置を作った方(やまもとさん)から早速、その道具を仕入れてみました。



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きらりビューアという商品。きらりは「キラリティ Chirality=対掌性」のきらり。



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直径12mmの球だとこのくらいちゃんと見えます。

(かえって大き過ぎないほうが観察しやすいそうです)


これを使って、かなり昔に買った水晶球(と、いうより粒)を見てみました。


6mmくらいの小さなものなのでピンセットでつまんでのぞいてみました。



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あまりに小さいので、うまく撮影はできませんでしたが、右螺旋が見えました。


ただ、人工水晶でも右螺旋はでますので、これが天然なのか人工なのかはわかりません。