元イスラエル兵士のメッセージ | 狭山与太郎のどですかでん

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真実のあくなき追究。
全てのマインドコントロールから日本の皆さんを目覚めさせ、解放します

世界中から非難を浴び、今や英米以外の世界中からまるで人類の敵のように嫌悪されているイスラエル。

そのガザ市民に対する極悪非道残虐なジェノサイドはおよそ人類の常識や良識を超え、イスラエル軍は何処かの星から飛んできた地球人を殲滅せんとする異星人かのような印象を受けます。

世界から孤立し、経済も疲弊し将来のイスラエルにとって何一ついいことはない筈なのに何故戦争を辞められないのでしょうか?

ガザ戦争以来、イスラエルで4万6000社の企業が倒産あるいは閉鎖。GDPは20%減少 | BrainDead World (nofia.net)

テレビや新聞などでいわゆるコメンテーターや専門家が登場し、訳知り顔で色々と解説してはいますが、所詮は他人事であって結局は日本人としての観点から意見を述べるだけ。

一般的な常識でイスラエルを批判することに終始し、なぜそこまで冷酷になれるのかという納得のいく説明はされません。

 

今から45年前に来日し、日本の永住権を持ち、現在秩父で家具の製作販売を行っているイスラエル軍の元兵士ダニー・ネフタセイにノンフィクション作家 高瀬毅氏がインタビューしています。

 

 

彼は「イスラエル軍元兵士が語る非戦論」という著作を上梓し、年70回ほどの講演を行っています。

元イスラエル兵としての彼のイスラエル側としての言い分や説明を聞けばまさに眼からウロコ。

決してイスラエルを肯定はできませんが何故現在のようなことが行われているのか、世界中の批判に聞く耳を持たないのかがイスラエル側の主張として理解することができました。

テレビや新聞では決して語られることのない話ばかりで、話を聞けば聞くほど解決の糸口さえ見えてこない現実に絶望してしまうことでしょう。

現在のイスラエルは100年前の日本の状況と非常によく似ていると述べていますが全くその通りです。

 

そうして彼は社会学者でも歴史の専門家でもありませんが、実に日本とイスラエル双方を客観的に見ていて鋭い指摘をしています。

彼はイスラエルと日本には共通点があると述べています。

それは、近隣諸国を見下すということ。

日本は明治維新以来近隣の台湾朝鮮中国東南アジア諸国を見下し、侵略して植民地にしたりしましたが、経済的に低迷している現在でもその体質は変わっていません。イスラエルは近隣アラブ諸国を見下しています。

そしてアベ・シンゾー政権になってから日本は悪い方向に進んでおり、アベ・シンゾーが二年間かかってやってきたことを岸田は2か月でやってしまうと指摘しています。

今となってはむしろ安倍がかわいいくらいだと言っています。

 

日本はこのパレスチナの問題をぎりぎり仲介できる国であり、それは日本には三つの武器があるからだと彼は述べています。

その一つは日本には憲法第9条があるということ。これを世界に向けて発信しなくちゃいけない。

核戦争の悲惨さを知っている唯一の国であるということ。

日本はパレスチナとイスラエル双方から信頼されている数少ない国の一つであるということ。これを生かさないのは罪であるとまで言います。

しかし、現実は武器輸出などどんどんイスラエル寄りの国になろうとしています。

 

今から半世紀ほど前、イザヤ・ベンダサンというペンネームで「日本人とユダヤ人」という本がベストセラーになったことがあります。

その中で、「日本人は水と安全はタダだと思っている」という記述が話題になりました。

現在の日本では全く通用しない話です。

イザヤ・ベンダサンはいかにもユダヤ風なペンネームを付けてはいますが山本書店の店主評論家の山本七平。

実際にイスラエルで生まれ育ったダニー・ネフセタイ氏の話だけに日本のイスラエル研究家の話とは次元の違う現実的な話を聞くことができます。

そうして、どれだけ日本国民が憲法第九条の恩恵を得ているか、あらためて知ることができるでしょう。