「頂き女子りりちゃん」の名前でSNSで活動し、男性3人から計約1億5千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた渡辺真衣被告(25)の判決公判が22日、名古屋地裁であった。
大村陽一裁判長は「意中のホストらの売り上げに貢献するために犯行に及び、刑事責任は相当重い」などとして、懲役9年・罰金800万円(求刑懲役13年・罰金1200万円)の判決を言い渡した。
「頂き女子りりちゃん」に懲役9年の実刑判決 名古屋地裁 [愛知県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
彼女は詐欺容疑ではなくマニュアルを販売したことが詐欺ほう助に該当するということで逮捕されたらしいのですが、まさに時代を反映した犯行そのものといえるでしょう。
彼女はこのマニュアルをいくらで販売していたのかはわかりませんが2万5000字もあるというのですから文才もありそうです。
「頂き女子りりちゃん」というキャッチコピーもなかなかのものです。
今年の流行語大賞を差し上げてもいいくらいです。
情報によればこのマニュアルには「頂き女子活動」のステップが書かれているとのことで(受け売り情報です)
1.信頼関係の構築
2.お金を戴くための会話
3.アフターケアー
について説明しているというのですが、これは商品販売セールスのためのマニュアルとしても使えそうです。
この中で「「おぢ」の見極め方」というのがあって
・夢も希望もない
・毎日働いて寝るだけを過ごしている
・サラリーマン
・オシャレに気を使わない
・癒しを求めている
・人に頼まれたらなんでもやる
・自分語りをせずこちらの話を聞いてくれる
・過去に借金経験がある
・趣味がない
・結婚願望はあるが出会いがない
⇒女の子に好意を持たれる経験がなく すぐガチ恋になる。
承認欲求が結構強いので『助けてあげる』ことが好き
なあんてアドヴァイスしてますが、これを見て「ヤバイ」と感じたのは私だけではないでしょう。(笑)
これら全てが該当するわけではありませんが、まるで独身時代の私そのものです。
要するに孤独で心優しい人ほど引っかかりやすいってことです。(再笑)
このカモを罠にはめるツールはスマホ。
昔はスマホなんてありませんから通信手段は専ら電話か手紙でした。
そういう時代にはこの手の詐欺はありえませんから現代は危険がいっぱい。
因みに私は今でもスマホを持っていません。
あの頃スマホがあれば俺も引っかかったかもしれないなんて思ってるおじさんたち 一杯いそうです。
彼女は男性3人から計約1億5000万円もだまし取ったとのことですが、自分の場合はこんなにカネを持っていないから絶対大丈夫だなんて安心している人も多いかもしれません。
でも、サラ金から金を借りて貢ぐ可能性もあります。
それにしてもこのご時世、こんなにお金を持っている人が多いという事実に驚いてしまいますね。
このマニュアルで感心してしまうのはアフターケアーのことまできっちりと書かれているってことでしょう。
これをしないとトラブルにつながって怖い目に会うか、ケーサツに捕まってしまうからなのでしょう。
そのためには
・助けてもらわなければ自分はどうなっていたか。おかげで自分がどう助かったか感謝の意を示す。
・何にいくら使ったのかを説明する。
・これからどうするつもりなのかを述べる。
・将来を予感させるようなことを付け加える
勿論全てが嘘でも構わないってことなのでしょうが、これによって相手は裏切られたというよりは満足感を持続させることができると説明されているらしいです。ホント スゴイワッ!
そうして金の切れ目が縁の切れ目。
相手がすっからかんになったら静かにフェードアウトすればいいとのことのようです。
さらに、「おぢ」を捕まえやすい場所や相手のガチ度を見極める方法なども紹介されているようです。
逆に
・体目当て
・カネを払うと言って払わない要するにウソツキ
・生活が充実している人
・自己中な人
は「くそおぢ」と言って関わらないことが推奨されているそうです。
これを見て自分は大丈夫だと思う人も多いのではないかと思われますが、「生活が充実している人」を除いて、逆にこのような人は奥様から三下り半を突きつけられる可能性が大きいかもしれません。
彼女は巻き上げた金の殆どをホストクラブの男に貢いでいたそうですが上には上がいるということですね。