小林製薬の紅こうじ被害が世界的な広がりを見せている様ですが、これが思わぬところに飛び火して日本という深い藪の中に足を踏み入れたような状況になっているようです。
いわば紅麹事件でパンドラの蓋が開いてしまったというオチ。
その最大なるものはアベノミクスの置き土産、「機能性表示食品制度」の規制緩和問題
そして小林製薬の体質及び大阪府や政官界との癒着。
おまけとして紅麹被害の火付け役阿部雅紀日本大学医学部教授と製薬会社との関係。
今回の件と直接関係があるのかないのか、裏で何かがあるのかどうかよくわかりませんが、このセンセーへの製薬会社からの資金提供は半端じゃないということがにわかに注目を浴びています。
2021年度一年間で彼に資金供与した製薬会社数は23社にも及びます。
医師の平均は3社ですから桁違いに多く、したがってその資金額も医師の平均値約9万円に対し21,778,414円とこれまた桁違いに多いのです。
2021年阿部雅紀の受け取り結果 | 製薬マネーデータベース YEN FOR DOCS
製薬会社からの公開されたデータだけでもすごい金額です。
このセンセーちゃんと税金の申告してるんでしょうか?
その主なるものは講師謝金となっており144件で20,728,473円です。
製薬会社からとなっていますから大学での給料ではないようです。
一件当たり約15万円弱となりますが、年間144件ということはほぼ2日に一回はどこかで講師をしているということになります。
大学教授としての本業はどうだったんでしょうか?
本当に「講師」をしてたんでしょうか?
「講師謝金」という名目の単なる寄付ということではないのか?
コロナワクチン製造会社の一つであるアストラゼネカ社から約240万円も戴いているというのも何となく気になります。
要するに金額の多少はあるにせよ、大学のセンセー達は少なからぬお金をこうやって製薬会社からいただいているので、決してこれらタニマチを裏切るようなことは言わないということです。
因みに、小林製薬はこのリストの10位以内には入っていません。
一方小林製薬は大阪万博の目玉「健康」をテーマにした大阪府市のパビリオンの大口協賛企業となっており出展も予定されています。
小林製薬はアベ・シンゾーが代表を務めた自民党支部へ計30万円を寄付していることが政治資金収支報告書に記載されています。
その他麻生太郎が代表の支部にも寄付をしています。
2018年には大阪府と包括連携協定を結びました。
大阪万博では「大阪ヘルスケアパビリオン」にプレミアムパートナーとして協賛金5億円から10億円を出資しています。
包括連携事業は休止されましたが、今後この騒ぎの中で小林製薬が出展するのか注目を集めています。
もしそのまま出展するとすれば大阪万博を象徴する「ブラックジョーク」になることは間違いありません。
そもそも大阪は新型コロナでは悉く対応が遅れ全国最多の死亡者を出しています。
橋下政権下で保健所や病院の統廃合を繰り返し医療費を削減した結果と言われていますが、さらにこれに追い打ちをかけるように賭博場(カジノ)まで作ろうとしています。
そもそも大阪万博のスローガンが「健康」であること自体が最大のブラックジョークと言わざるを得ません。
大阪府市のパビリオンで総合プロデューサーを務めるのは国産コロナワクチン開発に失敗した製薬ベンチャー企業「アンジェス」の創業者森下竜一です。
この企業にはコロナワクチンの開発補助金として75億円の血税が投入されています。
その補助が妥当だったのか、何にどのように使われたのかも不明で失敗した責任も誰も取っていません。
詐欺と言いたくなるアンジェス「国産ワクチン」開発中止、個人投資家だけ大損か。補助金75億円が水の泡、“アベ友案件”疑惑も=今市太郎 | マネーボイス (mag2.com)
しかも森下はアベ・シンゾー政権下で「規制改革会議」の委員として「機能性表示食品」の創設を主導した張本人なのです。
このようにオリンピックやワクチン、原発、食品、名古屋新幹線 等々ありとあらゆるところに利権が絡み守銭奴たちがうごめいているのが現在の日本ということなのでしょう。
全く話は違いますが今日午前7時58分に台湾で地震がありました。テレビを見ると津波警報が解除される正午までの約4時間どこの放送局も同じ画面を流していることに気味悪さを感じたのは私だけでしょうか。
特にNHKは総合はともかくとして教育テレビからBSまで同じ放送。
何となく異様な感じを受けました。
来るべき戦時体制時の予行演習ですか?