何も知らない日本国民 | 狭山与太郎のどですかでん

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全てのマインドコントロールから日本の皆さんを目覚めさせ、解放します

本日の「耕助のブログ」に地政学アナリストでコラムニストの 

S.L. Kanthan氏がX(旧ツイッター)に投稿した記事が紹介されています。

内容はラーム・エマニュエル駐日米国大使がワシントンポスト紙に投稿した「専門家の誰も予想しなかったこと:日本の台頭」という論説の紹介です。

No. 2077 日本の台頭 | 耕助のブログ (kamogawakosuke.info)

この論説は、エマニュエル大使が1月18日に東京の外国特派員協会で行ったスピーチからの抜粋とのことです。

この中で大使は、忍耐が必要なほどゆっくり動いている日本が最近急激に変わっていることに驚いたということが書かれています。

そしてこの急激な変化はアメリカの専門家たちですら誰も予測していなかったと述べています。

但し、彼が急激に変化していると言及しているのは日本の安全保障即ち軍事大国化への変貌についてであって、それ以外のジェンダーギャップやエネルギー政策や教育や社会保障制度の拡充、食糧安全保障などなどについてはゆっくりどころかむしろ退行していますがそれらのことについては触れられていません。

そもそも日本政府はアメリカの言われるがままにやっているだけであることを彼は知っている筈ですが、最近の日本はアメリカの要求を先取りして期待以上に軍備が進んでいることに驚愕したというところが本音なのではないでしょうか。

 

S.L. Kanthan氏が指摘しているのは日本国民がこの事実を全く認識していないということです。

S.L. Kanthan氏は冒頭下記のように記しています。

19世紀後半、アメリカは日本をアジアの植民地支配の片棒を担がせた。その後、1930年までに日本が成功しすぎたため、アメリカは考えを変えた。今は1890年代に戻っている。

中国と戦うために日本を利用しているのだ。

アメリカによって作られた日本の憲法は、戦争に備え手を加えられている。日本はまもなく世界第3位の軍事費を持つことになる。F-35戦闘機やトマホーク・ミサイルなど、アメリカの兵器を買うために3000億ドルを費やすだろう。一方、日本経済は不況に陥っている。そして国は借金に溺れている。

日本人はどうしてこんなに無知なのだろう。

 

本当は「日本人はどうしてこんなに馬鹿なんだろう」と書きたかったんじゃないでしょうか。

日本のことを心配し警鐘を鳴らしてくださっているわけですが、当の日本国民はそんな心配はよそに大谷の活躍や結婚話に話題沸騰です。

テレビでは政治倫理審査会なる茶番劇が毎日行われていますがその裏でとんでもないことが次々と閣議決定されています。

NTT法改正案を閣議決定(時事通信) - Yahoo!ニュース

NHKのネット配信「必須業務化」へ。放送法改正案が閣議決定(PHILE WEB) - Yahoo!ニュース

「農政の憲法」 基本法改正案が閣議決定(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

 

大使はスピーチでこう述べています。

「しかし極めて重要なことは、数十年にわたる日本経済の停滞が終わると予想した人はほとんどいなかったということだ。

しかし終わったのだ。

4月の岸田文雄首相の国賓訪問は、日本が過去2年間に成し遂げたことを強調するものである。そして今後20年間、日本が米国の戦略的パートナーとして果たす役割はますます大きくなっていくだろう。」

と、日本が中国包囲網の最前線基地として、ヨタレ岸田は今後もアメリカの存続と繁栄を支えるために兵器爆買いを続ける約束をしに行くことを伝えています。

 

蛇足ですが、先日のテレビ朝日の「じゅん散歩」という毎度馬鹿馬鹿しい朝の番組で高田純次が米国大使館を訪問しエマニュエル大使と面会していました。

日本の大使のような上から目線のさも偉そうな態度は見せず、高田純次よりもむしろ茶目っ気があってフレンドリーな印象を受けました。

地なのか演技なのかはわかりません。

勿論、駐日大使でありながら日本語は全くしゃべれません。