必見!映像の世紀「CIA 世界を変えた秘密工作」 | 狭山与太郎のどですかでん

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昨夜のNHK総合「映像の世紀バタフライエフェクト「CIA 世界を変えた秘密工作」は久々NHK総合としては見ごたえのあるドキュメンタリーでした。

まだ見ていない人は是非見ることをお勧めいたします。

映像の世紀バタフライエフェクト CIA 世界を変えた秘密工作 - NHKプラス

近現代の歴史や世界情勢にちょっとでも関心のある人たちにとっては常識的な話ばかりですが、改めてアメリカという国の本質が見えてくる思いなのであります。

イランのモサデク失脚やハンガリーやチリのクーデターにはじまり、イタリアでの選挙介入、このドキュメンタリーでは触れられていないヴェトナム戦争、キューバ侵攻、グラナダ侵攻、アフガニスタン侵攻、イラク侵攻、パナマ侵攻、リビアの内乱、最近ではシリアの内乱やアル・カイダやISイスラム国の誕生などの裏には必ずと言っていいほどCIAが暗躍していることは今や常識となっています。

更には現在のウクライナ戦争、イスラエルのガザ攻撃等々およそ世界中で発生している紛争全てにCIAが関与していると言って言い過ぎではないでしょう。

いわばアメリカの支配者たちのダーティーな部分を一手に引き受けている組織と言わざるを得ませんが、これを見て感じることはCIAが誕生して75年、アメリカのやっていることは何も変わっていないということです。

それどころかますます組織が巨大化し細分化し、世界中にまたがるネットワークや活動の殆どとその資金源は闇の中となっています。

この番組では反米国家に対するクーデターの援助や反体制運動の支援、大衆へのプロバガンダなどの具体例が紹介されていますが、現在ロシア国内でのSNSを使ったCIAエージェントのリクルートまで大っぴらに行われていることも紹介されています。

これではPutinが過剰なまでに反体制運動を取り締まざるを得ないのも郁子なるかなです。

隙を見せるとあっという間に政権転覆されてしまいますからね。

そうして反米政権の国の反体制派ならば、それがネオナチだろうがイスラム原理主義者だろうが軍事独裁者だろうが、マフィアだろうがサディストだろうが民族主義者だろうが殺人鬼だろうが構わず支援するというのが際立った特徴でもあります。

敵の敵は味方などという甘っちょろい論理とは関係なく、利用できるものは何でも利用しようとするわけです。

先日死亡したナワリヌイもその一人でしょう。

 

イランやエルサルバドルやチリやアルゼンチンの米国傀儡軍事独裁政権下でどのような人権弾圧が行われていたかを世界中の人たちは知る義務があります。

自由と民主主義を守るためにと言いながら、これほど自由と民主主義を破壊し、人権と人命を無視する組織は他に例がありません。

イスラエルのモサドやロシアのFSBも同じような組織ですが、彼らは決して「自由と民主主義のため」なんてきれいごとは言いません。

 

日本の自民党が反日統一協会に牛耳られて日本衰亡の手助けをしているのと同じく、アメリカもCIAが陰の権力者として肥大化し、もはや政府自体がCIAに振り回され制御不能に陥っており、手が付けられないといった状況なのではないでしょうか。

CIAが世界中で紛争を撒き散らし、それがアメリカ離れを引き起こし、世界中の批判を浴びドル支配体制崩壊の後押しをしていることに歯止めが利かなくなっています。

既に、J・F・ケネディーはそうしたCIAに危機感を抱き予算を削減し、組織を縮小化しようとしましたが暗殺されてしまいました。

未だに犯人はオズワルドの単独犯とされていますが、そんなことを信じている人は殆どいません。

CIAに殺されたのかどうかは私にはわかりませんが、その時のCIA長官はG・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)で、その功績を認められその後大統領になったと一部では噂されています。


そう言えば米NSAによる国際的監視網PRISM)の実在を告発し、その後ロシアに亡命したエドワード・ジョセフ・スノーデンはCIAの局員としてDELLの社員に成りすまして日本の横田基地で仕事をしていました。

その仕事の内容とは?

 

追記

CIAは2016年から8年間にわたってウクライナに十数箇所の秘密スパイ基地を設立していたことを日曜のニューヨークタイムズは報じました。

問題は何故今頃になってNYTが報じたかということのようです。