現代版バベルの塔 | 狭山与太郎のどですかでん

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昨日の東京新聞夕刊のトップ記事は森ビルが開発する高層タワー「麻布台ヒルズ」が今年秋に開業するという記事でした。

これのニュース的価値がどれほどあるかはさておいて地上64階建て高さは330メートルで日本一の高さになるとのことです。

2027年には東京駅の近くに390メートルの「トーチタワー」が完成する予定だそうです。

いずれにしても私には全く関係が無くどうでもいい話ではあります。

何しろこの4年間ほどまったく都内に行ったことがありません。

 

日本では東京23区内や大阪 横浜 神戸などの一部の大都市だけ開発が進み交通網も整備されますます近代化されています。

日常近隣の生活とは無縁のまるでどこか別な国の話のようです。

大都市圏は巨額なマネーが注ぎ込まれますます発展する一方ですがそれ以外の大部分の地域は日本の実体経済を反映し、変化も少なく停滞し活気も失われ人口も減少し寂れるばかりで集中化と過疎化が加速しています。

私が住んでいる狭山市はもう越してから約40年ほど経ちますが、通勤圏内とは言え未だに高層マンションなどは一つもなく西武鉄道の駅が改築され駅前だけがちょっとコジャレた感じになったた以外はほとんど風景は変わっていません。

商店街も活気がなく人口も減る一方で高齢化が進んでいます。

 

この記事には現在世界一高いビルはUAEのドバイにある「ブルジュ・ハリファ」で高さが828メートルであることも書かれています。

この記事では触れていませんが韓国には既に日本の「麻布台ヒルズ」をはるかに凌駕する高層ビル「ロッテワールドタワー」があり、2017年4月に完成していたことを4日ほど前の同じく東京新聞の「海外便り」という記事で初めて知りました。

朝鮮有事の際は真っ先に標的にされそうな感じですが、国境に近いソウルでこんなものを作るということはそういうことは絶対に起こらないという証拠でもあります。

 

 

このビルは何と高さが555メートル。日本一高い麻布台ヒルズよりも200メートル以上も高いのです。

これでも世界で8番目なんだそうですが先日このビルの最上階123階まで2917段の階段を上るイベント「垂直マラソン」に記者が参加したことが書かれていました。

<海外便り>「垂直マラソン」2917段に挑んだ記者の結果は? 韓国・ソウル:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

この記事によりますとこのイベントには2000人が参加し、この記者は51分でゴールしたそうですがなんと優勝者は19分だったとのこと。

ご苦労様としか言いようがありません。

911があれほど世界中にインパクトを与えたのは高層ビルだったからでしょう。

ペンタゴンやホワイトハウスが攻撃破壊されても印象は薄いですからね。

 

それにしても中国のように広大な土地がありながら地方都市ですら上海や北京のように高層ビルが立ち並んでいます。

経済が発展し近代化されると皆一様にアメリカの都市のように高層建築が林立するのは中国もなんだかんだ言ってやはりアメリカのような国を目指してるってことなんでしょうか?

 

権威や権力の象徴として高い構築物を作るというのは有史以前から人類共通の欲望なのでしょう。

旧約聖書に登場する「バビロンの塔」やら、ピラミッドは今から5000年も前に作られたものですがこれが高さが低かったらこんなに存在感はありません。

仁徳天皇陵は世界一の広い墓ということですが、広さはそれほどアピールしないようです。

私自身近代的な都市というとすぐにニューヨークのような高層ビルが立ち並ぶ街をイメージしますが、知らず知らずのうちに洗脳されてしまっているということなのでしょう。

その点ヨーロッパに高層ビルが林立している都市はありません。

ありましたっけ?