情報戦でロシアは欧米に勝つことはできない | 狭山与太郎のどですかでん

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ロシア国内では厳しい言論統制が敷かれていることがニュースで伝えられています。

ロシアが言論統制強化、「偽情報」流せば懲役15年 TwitterやFacebookも遮断 不都合な報道封じる狙い:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

日本では太平洋戦争末期に当時の毎日新聞が南方における防衛線の窮状を訴えて「竹槍では間に合はぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」と記事に書いたところ 時の東条英機首相が激怒。

この記事を書いた記者はまもなく37歳にして懲戒召集されるという所謂「竹槍事件」が発生しました。

どこの国いつの時代も政府や政権を批判することはそれがいくら真実であってもまさに命がけなのです。特に戦争中は

 

ロシア国内での言論統制はニュースになっても、世界中で行われているロシア側からの情報遮断についてはほとんど話題にはなりません。

遮断した理由は、ロシア側が盛んにフェイクニュースを流しているからとのことです。

ロシアは嘘つきで欧米は嘘をつかないという欧米側の論理に基づくものなのですが、そもそも殆どの情報伝達手段は欧米側が握っていますからこうなるのは当然と言えば当然。

 

現在、ロシア対反ロシアの激しい情報言論合戦が世界規模で繰り広げられていますが、ロシア側には全く勝ち目はありません。

何故なら世界中の殆どの情報発信伝達メディアは反ロシア側の勢力即ち欧米側が握っているからです。

ロシアが発する情報RT(ロシアントゥデイ)もインターネットを遮断されれば役に立ちません。

ツイッターやフェイスブック、google、YouTube 、BBCやらCNN、AFP、ロイター 等々、現在世界中でニュースや情報を発信する企業や機関のその殆どは反ロシア側の欧米が支配しています。

 

ウクライナでは毎日のように市民特に子供たちが犠牲になっている様子がニュースで報じられます。

シリア内戦の時も政府軍の毒ガス攻撃で犠牲になった子供たちの悲惨な遺体の映像がニュースで流されました。

しかし、その後の調査で、これは米国などが支援する反政府イスラム過激派の仕業であったことが判明しています。

しかし、「政府軍の毒ガス攻撃による被害」という世界中にばらまかれた第一報の印象があまりにも強烈で世界中の人たちの脳裏に刻まれた記憶は消すことができません。

イエメンでは同じように多くの子供たちがサウジアラビアの空爆の犠牲になっていますがマスメディアで報道されることは殆どありません。

イラクのアレッポ攻略の時にも多くの市民が犠牲になりました。

リビアやユーゴスラビアではNATO軍の空爆によって多くの市民が犠牲になりましたがマスメディアで殆ど伝えられることはありませんでした。

劣化ウラン弾や国際法で禁止されている白燐弾も使用されましたが批判されるどころか殆どニュースで伝えられることもありません。

そして現在、世界中の情報伝達手段が一斉にロシアの一方的な軍事侵攻を批判しています。

ロシア側の言い分を伝える海外メディアは皆無といっていいでしょう。

これでは勝負になりません。

 

このブログで何度も引用する「マスコミに載らない海外記事」に、オーストラリア、メルボルンを拠点とする独立系ジャーナリスト、ケイトリン・ジョンストンの記事が掲載されています。

自由と民主主義を守るには確かに非常に多くの検閲が必要だ: マスコミに載らない海外記事 (cocolog-nifty.com)

今時このような意見をロシア以外の国から発するのは相当勇気のいることと思いますが遅かれ早かれ削除されてしまうでしょう。

因みに、昨日ご紹介した

(363) ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕 - YouTube

は「ニコニコ動画」から削除されたということです。

YouTubeからはまだ見られるようですが、いずれ削除されるでしょう。

2時間弱もあり、字幕も字数が多いので見るのが大変ですが、消されないうちに・・・・・。

 

以下抜粋引用

 チェコ共和国スロバキアラトビアでは、ロシアのウクライナ侵略を支持する発言をすると何年も刑務所暮らしをさせられることになる。

Twitterは、ロシアが支援するあらゆるメディアに警告ラベルを表示し、もしあなたがそのようなプラットホーム・メディアにリンクする投稿を共有したり「いいね」投稿したりするだけで「あなたは誤った考えをしている」というポップアップを表示するのだ。

Twitterは、そのようなプラットホームに個人アカウントが書く全てのツイートに対して「ロシア国家関連メディア」というレッテルを貼り、根拠なしに、それらアカウントからTwitterに投稿された意見は彼らの正当な異論ではなく、クレムリンから金を貰ったコンテンツだという印象を与えている。

(先日のNHKのBS1スペシャルの字幕捏造事件と同じ)

 

「アメリカとヨーロッパでのRTや他のロシア・メディアの粛正は100%検閲だ」とジャーナリストのマイケル・トレーシーがTwitterで書いている

「欧米世界は、一体何を「政治的真実」とするかを決める独占権を持っていて、彼らのイデオロギー的世界観が唯一正しい、正当な、正式なものだ思い込んでいる」とアナリストのトム・ファウディが言っている

「連中は他の国々に言論と報道出版の自由を説教するが、彼ら自身にはそれが適用されないのだ。」

そして自由と民主主義のための戦いが、このような膨大な検閲を必要とするのは奇妙だと私は思わずにいられない。

 

皆様は自由社会は、人々が、もっぱらウラジーミル・プーチンが悪で、ヒトラーのようで、自由を憎むから、これが起きたのだという欧米マスメディア言説だけ見るよう強いられるよりも、NATO諸大国が、実に明らかに始まるのに関与していた戦争に関し論争の相手側を知ろうとするのに反対しないと思われるだろう。

 

難解な文章ですが、つまり

自由社会はウラジーミル・プーチンが悪で、ヒトラーのようで、自由を憎むから、これが起きたのだという欧米マスメディアの情報だけ見るよう強いられるが、皆様はNATO諸大国が関与して始まった戦争であると主張する相手(プーチン)側を知ろうとするだろう。

ってことかな?

 

以上引用終了

 

結局今回の戦争は、ヨーロッパがロシアから安い天然ガスを購入しないよう米国資本が仕掛けた巧妙な罠ということじゃないのでしょうか?

Putinはその罠に見事にはまってしまったのでしょう

これで、もしロシアが勝利を収めたとしても、または失敗してウクライナから撤退したとしてもいずれにしてもヨーロッパは安いロシア産天然ガスを購入することはできなくなり、米国から高価な天然ガスを買い続けることになります。

欧州特にドイツの経済的な負担は増し米国への依存度が増し、ますます米国から自立できなくなるというわけです。

ロシアは行き場を失った天然ガスを中国から買いたたかれ、戦費の増大もあって経済的に立ち直れなくなりPutinは失脚し、結局米国の一人勝ちという構図が見えてくるのですが果たして?