あまり(甘利)にも情けない民主党 | 狭山与太郎のどですかでん

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真実のあくなき追究。
全てのマインドコントロールから日本の皆さんを目覚めさせ、解放します

民主党が今年の夏の参議院選挙に向けて作成した新しいポスターが話題になっているようです。
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160128/k00/00m/010/062000c
 

ひどすぎますね
一体何を考えているのでしょうか?
政党としての責任とか自負とか使命感とかビジョンとか何にもないのでしょうね。
「野党として止める」意志が本当にあるのかどうかも疑わしい。
これではもう選挙を前にして自ら敗北解党宣言をしているようなものです。
「民主主義はどうでもいいけど民主党は守りたい」という本音がよく表れています。
民主党という存在を放棄している割には解党するわけでもないし、単に政党助成金目当てで民主党であり続けたいと思っているだけなんでしょう。

共産党と共闘できないのは連合の意向なんでしょうが連合に頼っているようでは国民政党としての存在価値はないということがどうしてわからないのでしょうか?
国民が一体今何を望んでいるかということが全く見えてないのですよ。
要するに、連合の期待に沿うように行動はするが国民の期待に沿おうとは考えもしていないということ。
現在の様に非正規労働者が半数を超え、未組織労働者が大半の時代では、連合の母体である大手企業の組合は保守化していて、今や労働組合自体が特権階級となっています。
ですから今や組合だからと言っても革新とかサヨクとか政権批判とは全く無縁なんです。
今や連合で最大の勢力は電力労連なんですから脱原発どころの話じゃないのですよ。
だからこそ菅直人が突然TPP推進を表明したり、原発再稼働に反対するわけでもなく、あげくの果ては公約にもない消費税増税をぶち上げたりするわけです。
現在民主党が主張していることはもう自民党と大して変わりません。
単に政権与党ではないから野党だという以外に何もないような存在となってしまっているのですよ。
だからこそ国会でSMAP解散について感想を求めるような輩まで出てきてしまうのです。
安保法案にしてもマイナンバー制にしても憲法改定にしても秘密保護法案にしてもTPPにしても原発再稼働にしても基本的に考えていることは現政権と大して変わりませんから国会でも全く追及することもないし迫力も全くないのです。

要するに民意をまったく無視しているという点は自民党と大差ありません。
そもそも政権を失いここまで国民の信頼を失ってしまった原因の追究と戦犯処理が民主党内部で全くなされなかったというのが大敗因なんです。
現在の自民党独裁を許しているのは単に民主党よりはましだからという理由が大半でしょう。
国民はあの民主党政権時代のひどさがトラウマとなってしまっているのです。
ですから今の政権の暴走を止めるには民主党が無くなることが一番手っ取り早いんです。
民主党はこの現実を直視して早々に分裂解党すべきです。
国民の信頼を失っているということを自らこのポスターで宣言しているのですから。
現政権の暴走を止めるには、現政権に危機感を抱いてる人たちがまとまることしかありません。
民主党にはこの動きの邪魔をしたり、水を差すようなことはしないでもらいたい。
今のままでは結果的に自民党に協力するだけの存在となっています。
それともこれは意図的にやっているのでしょうか?