【仏語】TCF受験(1) | 海外で働くための英語&フランス語学習記録

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経歴:新卒→日本4年→大学院(日本3年&中国1年)→仏語圏3年→フィリピン2ヶ月→日本2年→仏語圏2年
英仏語レベル:
仏検2(2006,11)
TOEIC 775(2015, 7)
DELF B2(2018,6)
IELTS 6.5(2019,1&2)
TOEFL 79(2019,2)
TCF B2(2021,2)
DALF C1 (2022,9)←New!

TCFを受験してきました。初めて受験する人に参考になるかと思い、まとめておきます。

1. TCFとは?
2. 申し込み
3. 準備
4. 当日

1. TCFとは?
TCF(Test de Connaissance du Français)は、フランス国民教育省が認定した、総合的なフランス語学力を測るテストです。
自分で狙いをつけた級に申し込み合否判定される仏検やDELF/DALFと異なり、受験者のレベルに関わらず同じ問題を問き、スコアに応じてレベル判定されます(技能ごとの判定と総合判定)。
世界中で実施されていて、日本では年に数回機会があり(DELF/DALFよりは若干多い)、今回私はアンスティチュ・フランセ東京(IFJT)で受けてきました。そんなに開催回数の多くない日本でも都市を変えれば数ヶ月ごとに受験できるチャンスがあることになりますが、一度受験すると次回受験までに1ヶ月開けないといけない点は要注意です。

テストは必須試験(聴解、語彙・文法、読解の3つ)と補足試験(文書作成、口頭表現の2つ)に分かれていて、それぞれ必須試験12,000円、補足試験12,000円、両方受けると24,000円にもなります。語学試験高い・・・
ただ、補足試験は実施しない回もあるので、受けられるうちにと思い両方申し込みました。

2. 申し込み
試験2ヶ月前に申し込みが受付開始となり、即座に申し込みに行きましたが、ちょっと見えたリストではすでに10人くらい申し込み者がいるようでした。意外と多いんだなという印象。席数が限られているとのことなので、早めに申し込んだ方が良さそうです。

申し込み、受験、証書受領のために、計3回もIFJTに行かなければならないのが非常に厄介。
実際申し込み手続きに行って、やったのは簡単な申込書記入と支払い(カード可)で、本人が窓口にいなければできないような内容だとは思えませんでした。
近隣在住の受験者ばかりではないし特にパンデミックのこのご時世、申し込みはオンラインかせめて郵送、証書受領は郵送にしてほしい・・・ぜひお願いしたい。
地方在住の友人はそれで断念してた。
しかも申し込んでから後日、写真をメールで提出する必要があります。全部ネット経由でよかったよ。

あと、天災などで試験中止になっても払い戻しはない、という点を確認されました。
実際、試験を待っているうちに2度目の緊急事態宣言が発令される事態となり、けっこうハラハラさせられました。

3. 準備
対策としては、TV5MONDEで提供されている無料の模試と、いくつか出版されている問題集、の2種類が王道でしょうか。
私はこれらは使わず、Français avec Pierreの教材を複数購入し、動詞活用(1週間)、文書作成対策としてディクテーション(2週間)、口頭表現(1週間)、TCF対策パック(4週間)、という感じで準備しました。
Français avec PierreのTCF対策パックは3部構成になっていて、第一部がピエール先生による試験全体の解説、第二部が模試4回分、第三部が解答(例)とスクリプト、になっていました。

この第一部が非常に参考になって重宝しました。
TCFとはどんな試験か、問題はどういう構成になっているのか、どういうところに気をつけて取り組むべきか(特に受験者のレベルによって取るべき行動が異なる)・・・など。
これらを理解しているかどうかで、初回受験時の結果は10点くらい左右されるかもしれません。ありがとうピエール。

 

あと、Studyplusという学習記録アプリを使って、勉強時間を記録したり、友人の頑張りを眺めたり、試験日までのカウントダウン機能を使ったりして励まされてました。

 

TV5MONDE(日本語表示あり)

Français avec Pierre 動詞活用(オンライン教材)

Français avec Pierre ディクテーション(ダウンロード)

Français avec Pierre 口頭表現(ダウンロード)

Français avec Pierre TCF対策(ダウンロード)

 

4. 当日 に続く