実家の部屋を片付けていたら、高校で英語の教材として配られた本が出てきた。
日本で英語を教えてきたクリストファ・バーナードさんが、高校生くらいの日本人生徒を対象に英語の勉強の仕方について書いたエッセイ。
一応全部英語で計100ページ、エクササイズ付き、別冊和訳付きで、多読教材としてちょうどいいかなと思って読んでみた。
エッセンスとしては、こんなかんじ。
◇英語を学ぶのは使うため。使ってコミュニケーションするため。creativeにactiveに学べ。
◇コミュニケーションとは、情報伝達ではなくて、双方が貢献すること。質問するだけでなく、自分の経験や意見を語れ。
◇単語・発音・文法・会話・・・と切り離して取り扱っても意味なし。全ては繋がっている。
3日ほどで読破。辞書なしで読めるちょうどいいレベルだった。
元が1991年出版なので、例文に「ソ連」とか出てきてびっくりしたけど、気になったのはそれくらいで、英語学習についての考え方は今でも十分参考になる内容だった。
もはや高校生ではない今となっては、多読素材として一回読んだら十分かなと思うので、手放すグッズに加えることにしたけど、読んでよかった。
↓こちらで出品してます。
https://www.mercari.com/jp/items/m78801958018/
高校生くらいなら、辞書を引きながら一生懸命読んで学習の指針にするのに適した教材だと思った。
でも多分、高校の時は和訳しか読んでなかったかも。。
せっかくいいタイミングで与えてくれたのに、もう一回生まれ直して高校生になれるくらいの時間を生きて、ようやく活用できたよ。先生ごめん。お名前は思い出せないけどお顔は覚えてます・・・
高校の頃の英語の授業って、大学受験のためのつまらないゲームにしか思えなかった気がするな。
大学に入って、初めて外国に行って、初めて英語を言語として使って、初めて英語が意味のあるものになった。
そうできたのは高校までの積み重ねがあったからだと思うけど、そう考えると、教育って報われるところが見えにくい気の遠くなるような道のりなのかもしれない。