【仏語】On s’est perdu(e)(s). 道に迷った① | 海外で働くための英語&フランス語学習記録

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経歴:新卒→日本4年→大学院(日本3年&中国1年)→仏語圏3年→フィリピン2ヶ月→日本2年→仏語圏2年
英仏語レベル:
仏検2(2006,11)
TOEIC 775(2015, 7)
DELF B2(2018,6)
IELTS 6.5(2019,1&2)
TOEFL 79(2019,2)
TCF B2(2021,2)
DALF C1 (2022,9)←New!

参加中のFDS企画であるブログマラソンの第1回題材が発表されました。

フランス語ブログマラソン「秘密のパリ」その1

 

 

22秒の動画をディクテーションして学んだこと。

 

注目したいのはこのフレーズ(写真は私のディクテーションノート)

On s’est perdu(e)(s). 道に迷った。

 

ポイントは2つ。

 

①「道に迷う」は代名動詞”se perdre”

× ”perdre”:他動詞「~を失う、~を道に迷わせる」

○ ”se perdre”:代名動詞(他動詞の自動化)「道に迷う」

 

1人称単数なら

Je me suis perdu(e).

 

または「道を間違えた」なら”se tromper”

× “tromper”:他動詞「~をだます」

○”se tromper”:代名動詞「間違える、誤る」

 

1人称単数なら

Je me suis trompé(e) de chemin/ de route(運転中).

 

 

②不定代名詞onは、属詞・過去分詞が性数一致する

「不定代名詞onは「人は」の意味でつねに主語として用いられる。

原則として男性単数の扱いを受けるが、意味上onが明らかに女性または複数の時には、形容詞(属詞)や過去分詞はonの性数に一致する。

動詞は常に3人称単数形に置かれる。」

(目黒士門著『現代フランス広文典』(白水社、2000年)p.206)

 

 

ちょうど一昨日、「彼は道を間違えた」という意味のつもりで”Il a perdu.”って言っちゃったところだったんですよね。

実は「彼は負けた」とか「彼は損した」とか全然違う意味のこと言ってたっていう。

場面的に通じたっぽくて会話が続いてたから気づかなかったーーー!

正しくは"Il s'est perdu."だったってことだ。

意味的には"Il s'est trompé de route."がより正確だったことになる。

タイムリーに学べたおかげで記憶に刻まれたので、次からはきっと大丈夫です。

 

そしてonが性数一致するのも衝撃でした。

学んだことはあったのかもしれないけど1ミリも頭に残ってなくて、

ディクテしてスクリプトと見比べて、最初はスクリプトが間違ってるのかと疑ってしまった(笑)

書き起こすことで、わかってない部分が明確になりますね。

 

・・・と、ここまで書いて記事アップした後で、②についてはこの文法法則ではないことに気づいたので、次回再考します。