そして、快適な気分で、朝を迎えた私・・・。
ところが、私が目覚めたのに気がついた義妹は、開口一番こう言った・・・。
「わたし、お義兄ちゃんの言っていたことの意味・・・わかった・・・。」
「え、なにが?」
「さやかさんのいびきがアブナイ感じだっていうお義兄ちゃんの言っていたの、どういう感じなのか、わかったよ」
・・・へ?どういう感じで、どういう感じなの?
「なんかね、呼吸困難に陥った感じで、呼吸するのが、苦しそうなの。大丈夫かな・・・って心配になった・・・。」
うっそ~~~!!
マジ?
うさぎのように寝ているわたしが、呼吸困難に陥っていたわけ?
義妹がそういうと、姑も、
「そうそう、ものすごく苦しそうないびきをかいていた人がいたよ。あれ、さやかさんだっただね」
と、賛同する。
また、証人がひとり、増えた・・・。
ついに、もう、逃れられないところにまで追い詰められた私・・・。
わたしは・・・うさぎではなく・・・大いびきをかくアブナイ女だったんだわ・・・。
ここまで来たら、現実と向かい合わなくてはいけないわ。
私は、愕然としつつ、いままで、主人が私に言ってきたことは、決して、私のことが好きだから、心配になったわけでもなく、フツーの感想だったということに、ここで、気づいたのでした。
続きます。