この2日間で本を5冊読んでいるわたくし(主にカウンセリングw)。
どんだけ神経質なのかw、
どんだけ考えすぎなのかw、
どんだけ心配性なのかwww、
HSP傾向が強い僕は(というかたぶんそうwww)、
あわわのわーw。
根っこは完璧主義なんだよねぇ~。
これをやめればいいのだけど、
小さい頃から好きでもないのに培ってしまった要因も一理ありw。
もっとポジティブに考えられたらいいのになぁ~とは思うのだけど、
根っこが超ネガティブなタイプだから、
うひゃひゃw。
ということで皆さんこんにちはw。
連休最後の日ですがいかがお過ごしでしょうか?
学生の皆さんも学校がない方も多いようで、
街を歩くと若い方々をよく見かけます。
もうすぐ卒業式ですもんねぇ~。
ステップアップしていくときって緊張するけど、
緊張しまくりましょうw。
たぶん絶対何しても不安www。
ということで映画の紹介の続きです!
心理カウンセラーに関心がある方、
心理カウンセリングに興味がある、自分も学んでみたいなんて方にはうってつけの映画ご紹介します。
前回の記事はこちらです。
マーウェン
フォレストガンプの映画監督をしたロバート・セメキスさんの作品ですが、実話です。
アメリカのイラストレーターでミニチュア模型写真家のマーク・ホーガンキャンプさんの話で、
ある日5人の男から暴行被害を受け重体となり、後遺症として記憶障害が残ります。
薬物療法を試みるなか彼の日課はミニチュア模型の写真で創作ストーリーを製作すること。
決してカウンセリングといった場面は出てきませんが、
彼がまるでセルフ箱庭療法を行っているかのような興味深いシーンがたくさん出てきます。
自分の心をミニチュアに投影している感じですよね。
そういったなかで町の人々の支えや越してきた近所の女性を踏まえ、
彼が大きく前進していくストーリーです。
きっと、星のせいじゃない
僕の大好きな映画でもありますが、
生命について考えさせてくれる作品です。
主人公はステージ4の甲状腺の末期ガンを患い、既に肺にまで転移してしまったヘーゼル。
ある日うつ状態になることを心配した母親や医者に勧められたがん患者支援の自助グループに行くと、
彼女に一目ぼれしたオーガスタスと恋仲に発展します。
こちらもカウンセリングのシーンは出てきませんが、
自助グループや彼女たちの心の内のセリフはまるでカウンセリングのプロセスを体感しているようです。
ヘーゼルが好きな作家が住むオランダに行くことになったり、
突然の予期せぬ体調不良や、
はたまたオーガスタスのガンが再発したりと色々な紆余曲折があります。
こういった病気を抱えるという方のストーリーの視点も強く学べるのではないでしょうか。
虐待の証明
韓国の映画ですが名前の通り虐待のストーリーです。
こちらもカウンセリングのシーンや通院といったような描写はありませんが、
虐待をされる側、してしまう側の心理描写をよく描いているシーンがあって、
非常に考えさせられる描写がたくさんあります。
韓国映画ドラマ特有の情熱的なフィクション性の展開が少し挿んではありますが、
とても良作です。
それぞれ国によって対処法は違うのでしょうが、
親という視点、子という視点、
そして虐待を保護するという視点や問題点は非常に我々に問いかけている感じがしました。
虐待やアダルトチルドレン関連にご関心がある方はオススメです。
アマンダと僕
フランスの映画です。
主人公は若き青年ダヴィット。
ある日シングルマザーの姉がテロ事件の犠牲者となり帰らぬ人となり、残された姪と生活を共にすることとなります。
相応に寂しさや哀しさを抱え、時にすれ違い、
時に苛立ちやメンタルの限界さ、
そういった描写を巧みに劇中で描いています。
こちらも心理カウンセリングや病院といったシーンは出てきませんが、
突然の悲劇に見舞われた人の心情を追求していくにはとても良い作品だと思います。
サマーフィーリング
さきほどの「アマンダと僕」の同じ監督さんのフランス映画なのですが、
こちらは突然愛する恋人を失った男性の物語ですね。
突然の別れの地となったベルリン、哀しみしか募らないパリ、
新たな自分を探究するために行ったニューヨークと国を転々としますが、
環境を一新しながらも新しい自分を少しずつ再構築しいきます。
時に哀しみ、傷に寄り添い、そして時に仲間と寄り添う。
今まで出会うことのなかった妹との交流も交えながら、
乗り越えていこうとする姿がとても素敵な映画です。
スポットライト 世紀のスクープ
実際にアメリカであった実話で、
カトリック教会の神父が30年以上子どもに性的虐待を行っていた事実の隠蔽を、
新聞記者たちが追いかけて公にしていくプロセスのストーリーです。
実際にこの事件をキッカケに当時のローマ法皇が謝罪するまでの事態となりましたが、
なかったかのようにされている被害者の取材のシーンが出てきます。
大人になった今でもPTSDに悩む被害者の姿の赤裸々な証言。
心の傷という深さをとても感じることができるかと思います。
イントゥ・ザ・ワイルド
こちらもアメリカで実際にあった実話で当時は大きく報道されたそうです。
高学歴で将来の進路もエリートコース間違いなしのある青年が、
家族に何も告げずすべての自分の財産も寄付し、
自分の経歴も捨てて一人アラスカの地へ向かいます。
旅の途中は様々な人たちとの交流も交え、時に厳しい場面もありますが、
辿り着いたアラスカでまるで狩猟民族のような自給自足の生活を送ります。
残念ながら誤って毒性のある植物を食べたことで衰弱し、
そのまま餓死状態の遺体で発見されてしまいますが、
彼がここまでの決断をしたことには彼の家族関係にあることがわかります。
劇中では彼の妹が語りとなって機能不全家族を感じさせる回想シーンがたびたび登場しますが、
なんでもエリートで出世していく生き方に限界を覚えていたのかもわかりません。
いずれにせよ彼の度胸ある勇気が報われなかったことは残念ですが、
そういった心理描写を追いかけていくことができる映画だと思います。
マンチェスター・バイ・ザ・シー
ある壮絶な過去の出来事によって大きな心の傷を抱えた男性の話です。
兄の死をキッカケにそういった過去と向き合わざるを得えなくなるわけですが、
甥との交流も交え、ぎこちないながらも一歩ずつ歩いていくストーリーです。
映画はときどき過去の回想シーンが予告もなく入り交じるので追いかけるのが大変かもわかりませんが、
非常に彼が言葉にできないような心の傷を抱えていることは誰しも胸が痛むと思います。
そしてまたその出来事によって彼の人生も崩壊してしまったということ。
人間は一度心に大きな傷を抱えると抜け出すには時間がかかります。
しかしながらそういった状況でも前を見ることはできるかもしれない。
不器用な主人公の男性を通して教えてくれるストーリーです。
こちらもカウンセリングといったシーンは一切出ませんがオススメします。
ダイアナ
ナオミワッツさんが演じるイギリスの王妃でもあったダイアナさんの裏側の話で、
交通事故で亡くなるまでのストーリーとなっています。
この映画自体は非常に不評ではありましたが、
ダイアナさんは境界性パーソナリティ障害であったのではないか?という説も残るほどで、
王室生活はとても情緒不安定な姿を魅せることがあったと言われています。
実際に自傷行為した姿をチャールズ王太子に魅せて癇癪を起してしまうこともあった逸話も残っていますが、
そういったシーンは描かれてはおらずとも非常に恋愛が苦手な一面をこの映画から垣間見ることができます。
実際のところはわかりませんが、
世界で注目を浴びた彼女もまた未熟な一人の女性であったということ、
そして自分の生きたいように生きる道を歩めないストレスをよく描いている作品です。
アリスのままで
若年性アルツハイマー病の女性を描いたストーリーです。
近年になって非常に話題になりました。
この映画は症状やご家族との葛藤をよく描いています。
こういった問題はご本人も辛いことですが、
ご家族もまた辛いんですよね。
みんなでどういう風に力を合わせていくのか、
そしてメンタル面もどうやって補うのか、
色々と考えさせてくれる映画だと思います。
最後のシーンはとても感動的です。
ウォルトディズニーの約束
メリーポピンズ原作者パメラ・トラヴァーズさんとディズニーを生み出したウォルトディズニーさんの物語です。
ウォルトさん希望のメリーポピンズの映画化に数十年も断固として反対していたパメラさん。
なぜ彼女が自分のメリーポピンズという作品の映画化を拒んだのか、
それはメリーポピンズというストーリーは彼女の生育歴そのものの作品であったこと。
ちょっとしたユーモアさを交えた家族愛の大切さを伝えている物語で僕も大好きなお話ですが、
彼女のお父さんとの思い出がたくさん詰まった作品であることがよくわかります。
映画ではパメラさんの回想シーンも踏まえて進展していきますが、
まるでパメラさんの心理カウンセリングを行っているかのようなストーリーです。
ぜひオススメです。
15時17分、パリ行き
クリント・イーストウッドさん監督で、
実際にフランスであった「タリス銃乱射事件」の列車テロ事件ですが、
犠牲者は出なかったものの重傷者が出ました。
この映画は事件当日実際にいた彼らが演じているという感じで、
演じた彼らも当日のことを思い出してしまったと言われているほどです。
本当に終始緊迫した状態を魅せている作品でかなりリアルに再現されています。
観ているこちらも忘れられない映像になるほどですが、
こういった事件で傷を負った方の心の状態を巧みに教えてくれている作品だと思います。
オススメします。
ワンダー 君は太陽
僕の大好きな映画です。
遺伝性のあるトリーチャーコリンズ症候群という難病を抱えた少年オギーを軸にしたストーリーです。
この病気は顔の形が歪んでしまうのが特徴で、
それが原因でうまく社会になじめない生きづらさだったり、
またそういった家族との関係性、友人関係も広く描いているストーリーです。
偏見を持ってしまう側、持たれる側としても巧みな心理描写と共に描いており、
なおかつわかりやすい伝え方です。
ジュリアロバーツさん演じるお母さんが本当に太陽で素晴らしいです。
カウンセリングに関心をお持ちの方はとてもタメになると思います。
ある少年の告白
アメリカでは社会問題でもある同性愛矯正セラピーの実態を半実話的に描いたストーリーです。
こういう性的指向という問題は現代になってとても話題になっていますが、
日本ではここまでのことはないにしても、
同性愛者、両性愛者としての生きづらさをよく描いている作品ではあると思います。
またこの映画では同性愛に否定的な家族との描写もよく描かれているので、
そういった問題を抱えている方の実態もよく理解できるのではないでしょうか。
同じ当事者としてぜひオススメしたいと思います。
似たような作品に、
ミスエデュケーション
があります。
こちらはレズビアンの主人公を軸にしていますね。
両作どちらもオススメです。
ベン・イズ・バック
麻薬中毒になってしまった息子とその母親の交流をメインに描いた作品です。
キッカケは医者の処方ミスだったわけですが、
一度薬に浸かると抜け出せなくなってしまう怖さ、
またそうした反動による人付き合いの問題などもよく描いています。
ラストはすっきりしない感じではありますが、
簡単には治るものではないということ、
そして家族も精神的に疲労してしまう日々であるということ、
色々な視点で投げかけてくれている問題です。
似たような作品には、
ビューティフル・ボーイ
があります。
こちらは父と息子というパターンですね。
この映画もリアルな実態を描いています。
それからもう一つ、
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
こちらはイギリスでの実話です。
ボブという猫との出会いをキッカケに麻薬中毒だったストリートミュージシャンの男性が更生していくストーリーです。
今もボブは生きていて、男性の方は動物愛護団体で活動されながらこうした問題の公演等も行っています。
ソーシャルワーカーやホームレス支援団体からの助けもありうまく更生していきますが、
こういった依存症で悩む方の問題をよく描いてくれているのではないでしょうか?
また彼がここまでになっていたプロセスにはやはり家族関係が影響しています。
非常に学べることの多い作品です。
ということでいっぱい紹介しましたが、
まだまだありそうな気がしますので気が向いたらまた更新したいと思います!