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地獄の名古屋ドライブ・前編

 単なる思いつき…というワケでもないのだが
単身、東名高速を経由して名古屋までドライブ。

 目的は二つ。かつて憧れたアイツに逢う事と
最近チョイ乗りばかりで少しスネ気味のZ嬢を
思い切り運動させておく事…の二つ。

 「俺の旅にカーナビは要らん。方位磁針と青看板、
そしてタバコに缶コーヒーがあればいい。」
という、他人からすればヤセ我慢的な信条を胸に
テッペン過ぎた直後にノロノロと出撃。
 普段、仕事もブログもヤル気が感じられない
俺としては奇跡に近い距離のドライブなのだが。


 居住地の関係上、いちいち面倒くせぇ都心を抜けねば
ならないのが何なのだが、まぁ渋谷までの道程は慣れたモノで
各ゾーンのドライバーの悪癖もわかりきっているので
それなりにスムーズに抜ける。
 ちなみにZ嬢、満タンにしてからトリップメーターをリセット
しておいたら、高速乗るまでカウントをサボってやがった(笑)。

 但し東名に関しては、完全な事前調査不足。
先週から二週間、全面的な集中工事が行われているので
車線規制&速度規制が大々的に敷かれていたり。
 まぁお陰で、ソレっぽいクルマに眼ェつけてビタづけ粘着する
覆面野郎とか、他人押しのけて悦に入るクソベンツなんかに
遭遇しなかったのは幸いか。

 でまぁ前に書いた通り、浜名湖あたりで18kmほどの渋滞。
「まぁ高速なら工事渋滞つっても、少しは流れるでしょ」と
タカをくくっていたら、20分近く全然動かん。
 ブログに投稿したのはその時(もちろん、走ってる時に
携帯イジるほどアホじゃありませんぜよ)なのだが
そのうち我慢の限界に来たのか、直前のボルボの運転者が
路肩で立ちションする痴態を見せつけられたり(笑)。

 で、原因は何なのか…と思って肉眼で確認してみたら
途中で大型トラックがエンコしていた為…て事らしい。
一車線しか使えない時に何やってンだか。


 そんなワケで、不眠不休で行きゃ5時間ほどで到着
する筈のところを大幅にオーバーして、最初の目的地
(単なる中継地点)に到着したのが10時直前。
ドコかといえば↓こちら。

テキトー画廊-tam

 TAM。要するにトヨ博ですね。
「何年ぶりかなぁ…ココに来たのは」という感慨もあるが
「インター出てすぐ左、ですぐ右」というアクセスは
相変わらずわかりやすい。
 たまには金持ちメーカー直系のピカピカ保存車を
眺めてみるのも悪くない。

テキトー画廊-benテキトー画廊-dra

 まぁ常設展示だから、あまり代わり映えはしないのだが。

(左)ベントレー4 1/2リッター。
   コレのスーチャー付を、有名なイギリスの諜報部員が
   原作で乗り回していたっけね。
   で、ソレをやたらに意識した日本の有名なアニメの泥棒は
   1930年のル・マンでライバルとして立ちはだかった
   メルセデス・ベンツSSKに乗るようになった、と。

(右)やっぱりフランス車のデザインって、ドコか変
   …という感想が浮かんでくるドローニー。

テキトー画廊-pr90テキトー画廊-ta22

 ビンボー臭くて味気ない…と外車キチガイに揶揄されても
やはり日本車はイイ。心情的にも。

(左)ベレG(PR90)。すっかり台数減っちゃって、その手の
   イベントでもあまり拝めないよなコレは。
   最も仕上げが丁寧なモデルで、インパネの雰囲気がイイ。

(右)最初期のダルマ。コイツは開館当時からいた個体だね。
   前に描いたヤツは一番好きなターコイズだけど、こういう
   クリームイエローも似合うのであります。




 で、大して興味もないんだけど開館20周年記念て事で
こんな企画展↓も開催されていた。

テキトー画廊-kikaku

 まぁお仕着せの企画だろうよ…とは思っていたものの
時間調整のヒマ潰しにはちょうどいいかと思って
折角だから覗いてみる。

テキトー画廊-d206テキトー画廊-mach

(左)ディーノ206GT。有名な年齢サバよみガキ探偵の
   アニメに登場したらしいが、横のモニターでガキが
   雑誌等の受け売りそのままの薀蓄タレてやがった。
   しかし止メ一枚なのに、クルマの作画のヘタなことよ
   …と手前ェをタナにあげて思ってみたり。

   個人的に206GTといえば柳沢きみおのアレだよな。
   散々復讐とやらで暗殺しまくったクセに、最後は手前ェだけ
   小さくまとまって終わるという。
   ちなみに個人オーナーの都合でか、一ヶ月しか展示
   されないらしい。

(右)マッハ号。1997年のリメイク版モチーフなのだが
   展示物では何故か、その事に殆ど触れられていない。
   この実車は放映当時に見たな。東京おもちゃショーで。
   アニメのキャラ表だと、玩具にギミック仕込む関係でか
   ボディ後半がガンダム調で、トライデントノーズの前半との
   バランスがチグハグな印象しかなかった…が、
   このザウルスベースの車輌はうまく折衷して「クルマとして
   マトモに見える」ようまとめていたのが印象深い。

   まぁ番組自体は、語るに値しない代物だったが。


 ほとんど蛇足扱いだったのだが、その他の「クルマが出る
マンガ」についても、単行本開いてコピーしたページと共に
ちょっとした解説が加えられていたりする。

テキトー画廊-wgm

 「豆腐屋のアレより面白いんだけどなぁ…」というアレ。
解説読むと「2008年9月頃に一旦連載を終了し云々」
という記述があって笑える。実際にはシームレスで
新シリーズに移行したから、あまり判然とはしないのよね。
全体的には「大人の事情で」などとフザケた表現しやがる
百科事典ゴッコよりはマトモな記述。
でもタイトルはカタカナでなく横文字で書きましょう。

テキトー画廊-ms999

 キワモノっぽいのが二つ並んでいた。
上は作者名でナメられる傾向が強いけど、実は結構
マトモなマンガでありますな。
 下はマイナーなゲテモノマンガ。
俺ゃ『鬼のヒデトラ』のついでに読んでたけど。
 …ま、俺の大嫌いな漫画家のエンスー気取りゴミマンガが
横に並んでいたけど、アレよりゃマシか。
別館1Fのお子様ゾーンにソイツの駄マンガが展示されて
いたけど「このトヨ2、ヘタだな~」と思ったわ。


 で、色々見渡してみて、この企画展の感想なのだが
「どうにも新味に乏しい」が正直なところ。
ただクルマ置いて、横のモニターで映像のサワリ流して
…というのも一種の表現方法かとは思うが、ドレもコレも
もう一つ練り込みが足りないというか。

 例えば以前、親会社が同じイベントホールにて
↓こんな催しがあったのよ。

テキトー画廊-amlux

 '93年頃か。池袋アムラックスでのイベント。
知ってる人も多いだろうけど、あそこの催事場ってのは
あまり多くクルマを置くことができない。
なのでパネル関係の展示がメインだったのだが、その
充実ぶりは当時「よくやったなぁ」と感心した覚えが。
 まぁチキチキ関連の展示物が実は、沢尻のダンナが
作ったクソゲーだったというのは減点対象だけど(笑)。

 今回のこのイベント、上記のソレに内容では負けて
いたような気がする。ただ予算と展示スペースに少しだけ
余裕があったから実車も展示できただけ…という気が。
ま、殆どゲスト扱いで登場したクルマに関して、劇中での
絡みも含めて蘊蓄タレろと言われてもムリなんだけど。



 で、こんな博物館は所詮刺身のツマ。
わざわざ名古屋くんだりまで足伸ばしたのは、別の目的が
あった為なのだ。
後編につづく。


【オマケ】
 とりあえず↓こんなのもカメラにおさめてきた。

テキトー画廊-dai8

 「なんか仕事が継続したら、またこんなのも描かされるかも」
と思って。取材かよ(笑)。
 

【クルマ画】58・ハーモニーは風に乗って

 「音が振動によって伝わる」事を発見したのはエジソンだが
「路面からの入力は音の反響と同じ」としてパフォーマンスダンパーを
実用化したのはヤマハだったっけ。
それを実証する為に、角パイプを音叉状にした物、その音叉状の上辺を
同じ角パイプで繋いだ物、パイプの代わりにダンパーを装着して
減衰できるようにした物…の3種を用意し、それぞれをハンマーで叩き
反響のおさまるサマを実演してみた光景は、正に眼からウロコだった。
平たく「流石は楽器屋」と思ったものだった。

 そういえばトヨタ2000GTが現役レーサーだった頃、キャブセッティングで
ピアノの調律士を呼んで同調を取った…なんて話を聞いた事がある。
限定された考えしか持ってないネットの連中にはわからないだろうけど
異業種で蓄積されたノウハウは、様々な形で転用が効くものだったりする。

 思い出してみるに、俺が昔アシ代わりに乗っていた'87のFZR250
…カウル無しの中古を2万円で譲ってもらった…も、社外マフラーに替えた
だけの代物だったが平気で20000rpm回って、綺麗なソプラノボイスで
歌っていたな。タコメーターのケーブルが断線していたので、音階で
判断するしかなかったのだが。


 今回は、そんな楽器屋さんが造ったスーパーカー。

テキトー画廊-ox

 というワケで今回は1992年 ヤマハOX99-11
発表当時から衝撃を受け、憧れ続けていた幻のスーパーカーだな。
そりゃもぉ当時は驚きましたよ。「うわぁ、斜めから見た顔がZみてぇ」と(笑)。
そう。スポーツカーやレーシングカーが最もカッコよかった'60年代後半の
諸マシンに似た流麗なスタイリングに当時、強い憧れを抱いてしまったのだ。
イヤ今見ても充分カッコいい。正面から見なければ。
 画の方は「ファンタジックな背景」を狙って手ェ入れてみたのだが…
サイケデリックな感じになっちゃったね(笑)。

 発表当時、ジョーダンレーシングのF1に搭載されて気を吐いていた
(実線投入は前年のブラバムから)OX99ユニット…3.5ℓV12で気筒あたり
5バルブという、前年のトヨタ4A-Gにも採用されたヤマハお得意のレイアウト。
これをモノコックタブ後方にリジッドマウントするという「まんまF1」状態。
 このOX99ユニットがまた軽量で、V12の割に140kgに抑えられている。
比較の対象にもならんだろうけど、御馴染み日産L型6気筒(L20A)の
整備重量が170kgだから、その軽さがわかるだろう。
 そのサウンドもV12ならではの、上で綺麗に繋がるカン高いサウンドで
なかなかの美声。

 また関与したスタッフが凄いのだ。
飛行機畑からマクラーレンを経由し、後にナチのコスプレで
猥雑なプレイに興じた変態ジジイと共にマーチ・エンジニアリングを
立ち上げたロビン・ハード、レイトンハウス・レーシングにてF1の開発に
携わったマイク・スミス、そしてレーシングマシンのみならず、ワケの
わからん代物までデザインするムーンクラフト・由良拓也…等々
錚々たるメンバーが名を連ねている。

 特に由良店長が関わっていたのが、日本のガキとしては嬉しいところ。
『空気が見える男』といわれた通り、そのヌラヌラした特異なボディは
ウイング等の空力付加物を必要としない状態で、強力なダウンフォースを
生み出す(Cl値:マイナス0.63はお見事!)上、フロントラジエーター車を
想起させるハナ先のウイング処理等、「趣味と実益を兼ねた」…というか
一連のMCSシリーズで蓄積されたノウハウと趣味性が巧くブレンドされて
おり、今見ても感心する。正面から見なければ。

 そういやハードと由良店長のコラボってのはコレ以前にも
富士GCシリーズであったんだよね。間接的にだけど。

テキトー画廊-xray_draw

 ↑図解。ヤマハの単車図解からの繋がりだろうけど
大内誠氏が作画している。
見てわかる通り、アルミとカーボンとケブラーの集合体である
ボディの方は「まんまF1」な感じ。
 …にしても、アーム類の細長ェこと。段差越えるのに神経使いそう
…などと、スーパーセブン経験者は思ってしまうのだが。

テキトー画廊-cockpit

 ↑コックピット写真。タンデム2シーター車というのが世界的に
例がない…というワケではないが(メッサーシュミットのKRやTG等)
やはり特異なレイアウト。あまり語られていない事だが、実は
ドライバーシートが僅かに右にオフセットされていたりする。
2シーターというより1+1シーターと表現した方がいいかもしれない。

 その後Fポンのエキシビジョン用マシンや、フジテレビのF1中継
20周年を記念して製作されたマシンが登場するので、人によっては
見慣れたレイアウトかもしれないが、まぁ珍品といえば珍品か。
キャノピー周りの処理も「飛行機好き」の描いたデザインと見れば
充分納得できる。
 そういや初期段階では、2リッターユニット・OX66を搭載したモデルで
非常にコンパクトなクルマ(無論5ナンバーサイズ)で、由良店長自身は
そちらの方が好みだった…と以前述懐していたっけ。
 写真で確認したところ、確かにキュートなスタイルで好きだなぁ。
やはり正面から見なければという条件つきで。
何だか日産のザウルスに屋根つけたようにも見えたけど。


 私事で失礼だが当時「'94年発売に向けて云々」とあり
「…で、お値段は?」と記事を追ってみると「予価1億3000万円」。
「ダメだこりゃ。悪いことでもしなけりゃ稼げない額だわ。」と
早々に諦めたりもした。
 結局のところ、バブルが弾けてお蔵入りになってしまったのが
残念というか胸を撫で下ろしたというか。

 で、F1直系でセンターコックピットといえば、イヤでも思い出すのが
同年リリースされたマクラーレンF1の存在。
 タラレバでモノ語るのも何なのだが、もしOX99-11が市販されて
対決する事になったら…メタメタにやられたかもしれないね(笑)。






 …で、正面から見た姿なんですが。
まぁ↓こういう感じです。

テキトー画廊-front

 某展示イベントより。
コレはまだマシな方だが、望遠レンズで捉えてみると
かなりマヌケな表情なんだよねぇ。こんなツラの奴に
抜かれたくないわ(笑)。
ちなみに件のイベントで、由良店長自身も17年ぶりに再会したとか。

 イヤしかし、ナマで見ると何と素敵なクルマであることか。
 

ただーいまっと。

 いや~、東名が全面集中工事で車線規制&50km/h規制とは
露知らず。知ってたら絶対行かなかったな。
名古屋なんざ用賀の始点から三時間半もありゃ着くハズが
結局その倍以上かかってやんの。

 帰りは帰りで渋滞に加えてスコールがヒドくて
「こりゃ確かに50km/hしか出せんわな」な感じ。
で、「自宅に辿り着くのは22時頃かな」と漠然と考えていたら
渋谷の交差点を通過したのが20:45。
自宅に到着したのがホントに22:00。スバラシイ。


 で、何を名古屋まで見てきたかというと…

          ↓

          ↓

          ↓

$テキトー画廊-janome

 ジャノメの足踏みミシン。
イヤ最近はそんな広告入ってないだろうけど、以前よく
「おたくの足踏みミシンを電動の卓上機に改造します」なる広告があり
「何でそんな旧いモノを…」と訝っていたのだが、
よく考えてみれば、その頃のミシンってシンプルで堅牢。
なのでヤレるパーツが少なく(まぁミシン針とか駆動ベルトとか
その程度で、構造物はすごく丈夫)長持ちするという利点がある。

 電動といっても、モーターと電源の配線、あとは速度調節用の
変圧器を組み込む程度で、壊れる要素が少ない。
道具でもやはり、長持ちする方が愛着も湧くのよ。


 …などという長ったらしいボケはともかく、
走りっぱなし&練り歩きっぱなしで少し疲れたので
今日のところは酒飲んでエッチな夢でも見ながら寝ることにする。
詳しい事とコメントへのレスは明日以降ー。
 

本来の目的

テキトー画廊-SA350079.jpg
任務完了。今からダラダラと戻ります。
…また渋滞中。

到着!

テキトー画廊-SA350054.jpg
まずは最初の目的地。