2021.12/5 江戸川柳 はずかしさ毛うけで顔をかくす也 | サワラ君の日誌

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僕65歳。隠遁生活。飼い猫14歳。家猫生活。

『江戸川柳辞典』(浜田義一郎編/東京堂出版)より選句

 

江戸川柳

はずかしさ毛うけで顔をかくす也

The woman hides her face, which has lost her eyebrows, with a board, saying that she is "embarrassed."

 

 女性の眉をそり落とす風習は、明治の文明開化以降、しだいにすたれて行くが、江戸時代にあっても、やはり、眉のそり落とされた自分の奇異な顔を人に見られることは恥ずかしい。

 

【毛受け】毛髪や眉毛をそる際に、そった毛を受けるための扇形をした板。(精選版日本国語大辞典)

【江戸時代のメイク】江戸時代、女性は、結婚をするとお歯黒をし(半元服)、子どもを産むと眉を剃り落とすことが(本元服)成人のしるしとなりました。(ポーラ文化研究所)