2020.12/18 空海書法 甘露法雨 | サワラ君の日誌

サワラ君の日誌

僕65歳。隠遁生活。飼い猫14歳。家猫生活。

『空海色紙揮毫宝典』(飯島太千雄編/東京堂出版)より選句、習字

 

甘露法雨(かんろほうう)

 

解説によれば、

仏の教えを甘露の雨に喩えたことば 

The teachings of Buddha are compared to honeydew.

 

ネット検索すると、浄土宗のお寺のHPに次の解説あり。

「甘露」とは、サンスクリット語で「不死」を意味する「アムリタ」の訳語。仏教では煩悩の火が消えた安らかな境地「涅槃」の用例で使用。「甘露法雨」は、仏様は雨のように人々に教えを降り注ぎ、心を潤して涅槃に導くという意味。

 

「涅槃」について、WEB版新纂浄土宗大辞典をみると、次の解説。

「涅槃」とは、

〇苦しみが消滅した状態。覚りの境地。滅度や寂滅と意訳。また無為や択滅と同義。

The state that suffering has disappeared.

〇煩悩の火が滅した状態、あるいは煩悩という薪(たきぎ)が智慧の火によって焼き尽くされた状態。

The state that the fire of worldly desires is extinguished.

 

また、「涅槃」について、ウイキペディアでは次の解説。

〇ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教など、インド発祥の宗教においては、涅槃は解脱の別名で、完全な静寂、自​​由、最高の幸福の状態であるだけでなく、誕生、生、死の繰り返しである輪廻からの解放と終了であると主張されている。

Release and end from cycle of life and death.