2019.11/10 高野切第一種 藤原兼輔 夕つく夜おぼつかなきを玉くしげ  | サワラ君の日誌

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『書道技法講座17 高野切第一種』(伝・紀貫之 西谷卯木編/二玄社)より選句、習字

 

ゆ不つくよ 於ほつ可な支尓 たまくし介

婦多みのうら遠 あ介てこ曽みめ 

 

藤原兼輔 古今

夕つく夜おぼつかなきを玉くしげ 

ふたみの浦はあけてこそ見め

 

夕月夜、あたりが暗くておぼつかなきを、玉くしげの蓋の裏は、開けてから見よう

 

但馬の国の湯に行ったときに二見浦に泊り、夕方が来て乾し飯を頂いたときに詠んだ歌とある。あたりが暗くなって二見浦に到着しおぼつかぬ、夜が明けてから景色を見ようとの意味も兼ねている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕月夜  おぼつかなきを  玉くしげ  ふたみのうらは  あけてこそ見