こんにちは
オンラインメンタルサポート
SAMA’s CAFEの さわまや です
発達障がいや心のしんどさの理解をサポートする記事【やさしく解説シリーズ】第3弾です
今回のテーマは【限局性学習症(SLD)】です
「話せているのに、文章を読むのが苦手」
「計算になると途端にできない」
「漢字が書けない」など
他のことは問題なくできているのに
「読む」「書く」「計算する」など学習に必要な能力の一部分だけがめちゃくちゃ苦手な人は
「得意と苦手の差が大きい」と理解しましょう
ここでのポイントは「全般的な知的発達には問題がない」という点です
SLDの診断の流れは大まかに説明するとこんなかんじです
①どんなことで困っているのか主治医の先生が聞き取り
②知能検査(WISCやWAIS)が実施され全般的な知的レベルが同年代の中でどの程度であるかを調べます
さらに、全般的に知的な遅れはないけれど、<言葉の理解><見て考える><聞いて覚える><素早く課題を処理する>の中で目立って低い能力がないかチェックします
※WISCやWAISでははかれない能力もあるので、この時点で大きな凸凹がなくても困り事が顕著であれば③へ進みます
③①と②をもとに詳しく読み書き検査や知覚検査、数の理解や計算に関する検査を受けて調べてもらうことになります
SLDの人は、苦手なこと以外はスムーズにできるため「やれば(努力すれば)できる」と思われ苦手なことのやり直しや練習を強要されてしまう、苦手が目立ってしまうと「どうせできない」と思われ、本当は理解できていても認めてもらえないなどの弊害が起きてしまいます
そういった経験が重なると“どうせ私にはできない”、”簡単なこともできないなんておしまいだ”と将来に希望を持てなくなってしまいます
SLDの人には【苦手なことは「部分」でありその人の「全体」ではないと理解する】【苦手への配慮や助けを求めてもよい】この2つがキーポイントです!
「書くことが苦手ならタブレットを使って入力してもいい」
「読むことが苦手なら他の人に読み上げてもらったらいい」
「計算は電卓でもいい」
テクノロジーが進歩している今は使える道具はたくさんあります
全国でもSLDに関する専門機関は少ないですが、トレーニングが受けられる機関もあります!
こんな素敵な記事がありましたのでご参考にしてみてください
SLDの人は落ち込まなくて大丈夫
苦手なことは人や物に助けてもらいながら、どんどん得意なことを伸ばしていってくださいね
余談ですが、実はほとんどの人に能力の凸凹がありますWISCやWAIS検査をしていて凸凹がない人の方が珍しいです
誰でも得意不得意ってあるものですよね
SLDなどの学習障害の場合は、特に大きな能力差の凸凹があることが特徴になります
ですので、知能検査で凸凹がある=発達障がいとはいえないことに注意してくださいね
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皆さんが愛と勇気と希望を持って自分らしい人生を歩んでいけますように
さわ まや
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