つい注意したくなってしまうとき | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

つい注意したくなってしまうとき

どうしても上司や部下の行動が気になってしまう。

そんなご相談を受けたことが何度かあります。

そういう方の共通点は、仕事ができる。
そのため、抜け漏れは、気が付きやすいのです。

そして、相手に同じことを期待してしまいます。

例えば、相手が上司の場合は、
上司なら、管理職なら、自分よりも年上なら、と
期待値は高くなるようです。

こうあったほしい、という理想からかけ離れていると、
がっかりしたり、怒りを感じたり。

また、部下の場合は、注意してあげたくて
仕方がなくなります。

あれもこれも、と言いたいことは盛りだくさん。
説教のようになってしまいます。

以前、居酒屋さんで、女性が自分の部下(男性)に
指導をはじめたのですが、いつの間にか、
説教的に、あれもこれも、とここぞとばかりに
言い始めたのをたまたま隣りの席で
聞いていました。

言い出したらとまらない!といった感じですが、
よく観察していると、その女性は、
仕事に熱心、まじめなのです。

部下のことが嫌い、というよりも、
ちゃんとやらない、やれないことに腹を立てている。

さて、こういった感情は、言葉にはしなくても
ついつい、表情や態度に出てしまうもの。

実は私も指導する立場になることが多いので、
言いたいことが盛りだくさん!ということも
あります。

やはりそこには、成長してほしい、という願いが
隠れています。

どうでもいい、って思えてしまえばラク。

しかし、そこには、どうでもいいと思えない、
いろいろ気づいてしまっている自分がいます。

気づかないようにするのも、なかなか難しい。

そこで、一つの方法としては、長い目を持つこと。

「今」を解決しようとすると、つい、そこに
集中してしまいますが、

もっともっと長い目、広い目で物事を見れば、
今、言わなくてもいいこと、というものがわかります。

今いうべきことと、今言わなくてもいいこと。
流してもいいこと。

大きな流れと向かっていく先を明らかに描いておくと、
タイミングが違ってきます。

今の相手を注意したり、行動を改めてもらっても、
大きな流れが変わらないことも。

また、特に人とのおつきあいは長期戦。

まずは、あのひとダメだな、と思う人がいたら、
自分が同じようなことをしていないか、
を気を付けてみたり、

自分が描く理想の行動や言動を意識的にしてみたり。

周囲が真似したくなる、よい影響を与える
存在となることからやってみるとよいかもしれません!


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