不安を力に変える ゆるっと哲学
打ち合わせの時間調整の間
手に取っている本です
「哲学に触れるまち かほく市」
と言われておりますが
世界の哲学者 西田幾多郎先生の出身地でありますのが
本市 かほく市であります
西田幾多郎記念哲学感を中心に
「哲学」に関しての事業やセミナーイベントが行われておりますが
「哲学」とは 難しい
よくわからない
近寄りがたい
イメージがあると思います
例として
第一印象で物事を判断してしまうクセが
わたしたちにはありますが
真正面から見たままの世界だけでは
小さい世界しかみていなわけで
物質を 前から後ろから 横から斜めから
見て見ると違った発見や気づきがあって
新たな世界を見ることができます
所謂 「思い込み」 というのは
残念ながら 誤解に似ていて
未来の可能性をストップさせてしまうこともあります
よくある 噂
あの人は こんな人なんだよ
という 悪い角度からの噂を信頼すると
その人を そのような角度から見ることができない
ですが いざ お会いして話をしてみると
なぜ この人が悪く言われるのか分からなくなる場合もある
それは 噂を流した人の心の投影
つまり 嫌いだ 嫌悪感を感じる心が
噂された人の顔面に張り付けられていることも多々あるんですね
哲学は 新たな世界 未知の世界 よくわからない世界ではなく
「本質」
を見る学問だと思うんですね
本質
物事の根本的な性質・要素。そのものの、 本来の姿。
@国語辞典より
すなわち シンプル であることなんですが
実はシンプルが一番難しい
難しい = 複雑
簡単 = 単純
と思われがちですが 実は逆です
シンプルになるとは 「そのまま」であるというあり方
どれだけの方が 正直で嘘をつかないで
生きているだろうか
本音を言わず 遠まわしに言葉を濁して
差支えないように気をつかっているだろうか
そぎ落として自分の本質をさらけ出すとは
シンプルに生きるとは実は難しいんです!
哲学とは 本質を見る学問ですので
わたしの勝手な解釈かもしれませんが
難しい
と思われるのかもしれません
人はなぜ 恋をするのか
ドキドキしたり 胸が苦しかったり ご飯が喉を通らなかったり
するのが恋だと答える人に
ギリシャの哲学者ソクラテスは
「それは 単なる症状だ」
と言ったそうです(笑)
確かに 症状だわ・・・
哲学は難しい
のイメージはこれだと思うんですが その理由は
シンプルだからこそ難しい
良い社会は「本質」にある
と言われます
だから 哲学
議場でも専門用語や難しい言葉が並びますが
あれは意外と簡単なことでして
ホントは誰にでもわかりやすく理解できるような
言葉を選んで議論していくことは
実は難しいことなんですね
コロナ禍において「不安」を抱える方が多い
そんな方々のご相談にのったり
お話をお伺うことも多々ある立場です
あれこれの対策が追いついていないのが事実ですが
そこからくる不安がどこからくるのか
不安の本質を自分の中から見ることも
これから必要になるかもしれません
そんなかほく市から発信できる哲学
折に触れて 哲学の本を開き
自分自身と向き合う時間 不安を抱えていることの本質を見ると
見えてくるものもある
正直になれるかどうか・・・日本!
試されております