【幕末維新ゆかりの地】
幕末最大の事件といえば
間違いなく【池田屋事件】でしょうな!
その舞台である池田屋は
さるるも十数年前に2回ほど訪れています。
【池田屋事件って?】
反幕府側の長州藩が巧妙な政治と陰謀で
幕府ではなく天皇中心の国をつくろうと画策しますが会津藩と薩摩藩が
この企みを阻止してしまいます。
(後年、薩摩藩は長州藩と同盟するんやけどね・・・・。)
長州藩は大ピンチ、起死回生に
志士たちはトンデモナイ作戦を立案、その内容とは・・・・・。
祇園祭の前の風の強い日を狙って御所に火を放ち
その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉、一橋慶喜・松平容保らを暗殺し
孝明天皇を長州へ連れ去ってしまうという計画でした。
ちょ、ちょっと
京都に火をつけて暗殺して天皇を拉致するって
完全にテロリストやんか!(怖)
その話し合いをするために
志士たちは池田屋に集合していたところを新選組が襲撃。
計画は事前に防がれたのでした。(安心♪)
吉田稔麿も池田屋事変で死亡
(京都府:京都市【桂小五郎の銅像(長州藩邸)と久坂玄瑞&吉田稔麿の寓居跡】)
坂本龍馬と同郷(土佐藩)の北添佶磨と望月亀弥太も死亡します。
このふたりは坂本龍馬が紹介した幕府の海軍操練所を脱走
火薬などを持ち逃げ、それを手土産に志士たちと合流
なんで坂本龍馬の言うこと聞かなんだんや・・・・。
坂本龍馬は反幕府、目指すゴールは
長州藩と同じでしたが過激な行動を良しとせず
幕府側の人間とも交流、極力に平和的な【革命】を目指します。
坂本龍馬は幕府のえらい人(勝海舟)の開いた神戸海軍操練所の塾頭になってたり
物事を成すのは右か左かと極端な考えではなく
硬軟を織り交ぜた考えで目的を達成しようとするところが他の志士と違うところです。
でもまあ武市半平太みたいに暗殺を扇動する人間もいたから
状況は早く倒幕へと向かったかもしれないけどね
でもそれは後世の人間だからいえることで当時は正解なんて誰もわからんし・・・・。
ちょっと話が逸れたけど北添佶磨と望月亀弥太は
せっかく坂本龍馬が神戸海軍操練所に紹介してあげたのに脱走して
坂本龍馬や勝海舟の立場を悪くさせたのでした・・・・。
幕府の設立した海軍操練所とはいえ
これからの日本に必要な技術や見識を学べるようにしたのに
坂本龍馬は残念だったやろうね。
この池田屋事件で
有能な志士たちを失ったことで明治維新が
数年は遅れたといわれています。
それぐらいの大事件だったということですね。
では一方
襲う側の新選組は新選組で大変でした。
新選組は志士たちが集会する情報は探知していたけど
場所はわからず会津藩、桑名藩と協力しつつ
新選組も隊を分けて探索していたところ、ついに
池田屋であることを突き止めます。
しかしながら隊を分けていたため、池田屋には約20名の志士がいましたが
対する新選組は外の警備を除いた人数4名で突撃します。
その4名は
幕末の最強クラスの剣士やん!
しかし志士たちも決して弱いわけではなく、むしろ
剣術や槍術に長けた人間たち相手です。
めっちゃ余談(漫画)だけど
【るろうに剣心】の主人公・緋村剣心は幕末最強の位置づけですが
その緋村剣心が決着がつかなかったのが沖田総司、斎藤一
んで実は新選組最強といわれる永倉新八
漫画的に思考すれば沖田総司、永倉新八は緋村剣心に近いレベル
この2人に襲撃されたからビビるわなぁ!
余談
ここまで♪
別の探索隊だった
鬼の副長・土方歳三の部隊が駆けつけるまで孤軍奮闘!
あの有名な【池田屋の階段落ち】
新撰組の近藤勇らによって
北添佶摩が斬られ2階階段から壮絶に転がり落ちる
この【池田屋の階段落ち】は有名ですが
北添佶摩は自刃していたらしいのでこの【池田屋の階段落ち】は
史実かどうかは怪しくなってるみたいです。
あの福本清三さんもやってた【池田屋の階段落ち】
俳優のドタバタ?コメディ【蒲田行進曲】
クライマックスも池田屋の階段落ちでした。
ドリフのコントでも秀逸な【池田屋の決闘!】(笑)
冒頭に【池田屋の階段落ち】があります。
歴史は多面性ではありますが
池田屋事件が発生してなかったら京都の町は燃えて
多くの文化財が焼失したかも?
日本の歴史は変わっていたかもしれませんね。
ちなみに桂小五郎は池田屋には先に来すぎて対馬藩邸にいたとか
屋根を伝って逃げたとか諸説あります。
そして新選組は
池田屋事件から大躍進していきますが
それは【終わりの始まり】だったのかもしれません。
現在、池田屋はパチンコ屋を経て居酒屋となっています。
お嫁ちゃん誕生日旅行の時は外観のみ撮影でした。
画像は12年前の訪問時です。
味は至って普通ですあります♪
また行ってみてもいいね。
階段がちゃんとあります。
12年前、ここで階段落ちをやってみたけど画像はなし。
池田屋事件でついた刀傷が
四条大橋に現在も残っています。
壬生寺とか八木家住宅とか10年以上前に行ってるけど
歴史ヒストリアとしてはまだ記事にしてないし
また記事にしてみたいなー。
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