教育&情報格差-10歳のパワーポイント(プレゼン)デビュー④ | オーストリアで暮らしてみたら

オーストリアで暮らしてみたら

同い年の夫と息子(12歳)の三人暮らし。
数年前にオーストリアへ移住しました。主婦の目線から日常で本当に使えるドイツ語と英語のフレーズをエピソードを交えながら綴っています。
TOEIC905点英検準一級(移住前)

こんにちは!

 

みなさんは、パワーポイントを作るの得意ですか?

 

パワーポイント(PowerPoint)とはMicrosoftのプレゼンテーションソフト。

パワーポイントを使うと文字や写真、グラフなどが入った見栄えのするスライドを簡単に作成できます。
 

↓この、「P」のやつですよね。

 

 

ワタシがパワーポイントを初めて使ったのは、大学生になってからです。

 

パワーポイントを使ってプレゼンをするゼミに入ったため。

(そのゼミに入るためには、グループ面接でオール英語でディスカッションをすることが必須でした。)

 

パワーポイントの扱い方は、ゼミの仲間がしていることを

 

「見て」

 

「真似た」

 

記憶があります。

 

パワーポイントの本を買ったりもしなかったし、

 

大学でもパワーポイントの扱い方をレクチャーしてくれる講義やコースなどなかったし、

 

とにかく、「ゼミ生がやっているのを横目で見て覚えた」のが最初の記憶です。

 

当然、最初に作ったスライドには、アニメーションなんて付けていなかったし、

 

写真一枚貼るのにも相当苦労しました。

 

当時から動画を貼ることも出来たのですが、今より設定が難しくて(Youtubeなどはまだ存在していなかった)

パソコンが得意な男の子にその部分はお願いしていました。

 

パワーポイントを含むパソコンに詳しい人がものすごく輝いて見えました。

(スキー場でスノボやスキーが上手な子がものすごく格好よく見えるのと同じ感覚。)

 

そしてこれらはテクニカル、つまり技術面の話で。

 

プレゼンで一番重要なのは、当たり前のことですが、内容です。

 

いくら華やかなビデオを添付したり、アニメーションをぐるんぐるん回しても、

 

内容

 

つまり

 

言いたいこと(伝えたいこと)は何か?

 

が伝わらなければプレゼンが成功したとは言えないし、高評価はもらえません。

 

今回、地元オーストリアの中学校に通う10歳の我が子のプレゼンを手伝いましたが、

ワタシがしたことは下記の2つ。

 

1. 技術面

Microsoftのプレゼンテーションソフト、パワーポイント(PowerPoint)の扱い方。

 

-スライドの作り方(複製、追加、削除の方法など)

 

-動画の貼り方

(Youtube動画を貼る場合は、CMなし且つインターネット回線がない場所でも再生可能な貼り方)

 

-スライド内のアニメーション各種

 

-スライドショーの設定且つ扱い方

 

-画像の貼り方、探し方、引用元

 

-ノート(セリフ)の書き方、使い方

 

-スライドおよびノートを含めた印刷方法

 

2. 内容面

プレゼンの構想の立て方、チームメンバーとの分担の仕方

 

-インターネットでの検索方法

 

-図書館に行って該当の本を探す方法

 

-Youtubeでの検索方法

 

-ブレインストーミングの方法(プレゼン内容の核になるもの)

 

-興味を持ってもらえる内容の作り方

(クイズなど)

 

-チームメンバーとの分担の仕方

↑これは、失敗しました。反省、要。

 

 

 

 

繰り返しになりますが、

 

学校では、プレゼンの仕方、パワーポイントの仕方、

 

全く教えてもらえません。

 

それなのに、

 

先生からのオーダーは、

 

「プレゼンは、ポスターもしくはパワーポイントで。」

 

なのです。

 

それでは、誰が子供たちに教えるのか?

 

 

しかいませんよね。

 

本日のタイトルの「教育&情報格差」は、親のことだったりするわけです。

 

子供にプレゼンの作り方を教えながら、ワタシが気づいた真実。

 

それは、

 

親が受けてきた教育

 

親が持っている今現在の情報

 

が、ダイレクトに子供に反映するということ。

 

 

 

ワタシ、もっと勉強しなきゃ。

 

サウロロフス