はいどうも~、雪解け増水を利用し、スルースで砂金掘りを毎週のルーティーンでこなしているハシバミです。
毎回川の流れに耐え、胴体程もある岩を退かし腰まで水に浸かるほど掘り下げてはスルースに流して砂金を掘っています。 おかげで体がとても丈夫になりました。 お風呂で見る自身の体・・あちこち肉割れとる(嬉)





ここではスルースを使うのに良い感じの流れある場所で、とりあえず流せば大なり小なり砂金が採れるのがわかった。 なるべくなら効率良く多く採りたいが、日々変わる水位に水量であっちにいったり戻ってみたりと自然に振り回されている。 週一で掘っているけど毎週川の様相が変化するのにも驚く。先週の掘り跡が既に無くなっていたり新しく掘れる場所が現れたり。 自然は毎回楽しませてくれます。


・・・ところでこの場所、一昨年辺りから疑問に思ったのだが誰かが掘っている。 でもごく小規模に・・。 こんな盤のない場所にどうして来るのか疑問だった。 

 

 

 

 

 


私にはそれなりの確信があり辿り着いたのだが、もっと他に良さげに見える場所もあろうに・・なんでここなのか・・・?いつかその掘り師に合って話がしたいと思っていた。



私が想像していた人物像は・・
・選鉱場所に小石の山が無いので、パンニングにザルを使わない人

・巨石を動かさない事から金テコを使っていない、バールすら使っていない可能性

・足跡が結構大きいので身長は170cmを越える体格
・足跡からして長靴でやっている

・土日のどちらかに私は掘るが出会わないので平日休みの人
・パンニング後の土砂を私が選鉱したらそれなりに砂金が出たので・・経験は然程長くない??


今思えば、ここでスルースを使おうと思いついたのもその方の掘り跡がきっかけであった。 去年はベンゾーで運んでいたが、今年の私は最初から水中掘って流しているからね、今年は採掘のペースが良い。 

 

今日も手慣れてきた手順で岩を退かして積み上げ堰を作りつつ、、スルース設置。 堆積を流しながら出てくる玉石を引っこ抜いてはまた積み上げるを繰り返していた。

 

 


こういう泥っぽいのが良い堆積、流すと水がコーヒー牛乳になるような。 このシルト層が仮盤となり岩盤が無いこのただの河原でも砂金を産出する。




ギラリと何か金属片が出て手に取ったら・・・ナイフ!? やめてくれぇ・・

 

 

 

 

 


えっさ、ほいさ♪ 作業も手慣れたもので鼻歌交じりに砂礫を流していると突然!視線を感じた。

 

振り返ると一人の男性がスコップを持って立っているではないか! 誰も来ないさ♪と全力で油断していたので驚いた。 ここに人が来るなんて(笑)

私「・・・こんにちは、え~と何採りですか?」
男性「はは、どうも~あなたと同じですよ」

 

と男性が答える。

簡単に挨拶をして話をさせて頂くと・・・私がこの場所に誰かの気配を感じたのはこの人であったようだ。 いつか会って話をしてみたいと思っていた。

 

 

話をするとその方も同じように思っていたようです。

バスタブよりバカデカい掘り跡が乱立するこの河原・・・掘り師グループだと思われていたようです。

 

 

 

残念!私一人だw

 

 

 

 

 

私の想像の人物像はかなり合っていた。(画像は御本人よりちゃんと許可を頂いておりまゴニョゴニョ)


 我が県では砂金を掘る人はまずいない・・なんでかわからないけど・・・いないのです。  私が確認するに今の所7人、コンスタントに掘る人は2~3人。 毎週掘ってるアホは一人(私)だけである。


この方は御話を聞くと平日が基本休みだそうで今日はかなり異例との事。 同じ掘り場の誰かを彼も気にしていたようで、いつもと違う曜日に行くと会えるのではないか?と来てくれたそうだ。 どうりで去年遭遇しなかったわけだ・・。 

一緒に掘りながらここはあ~だの、向こうがね~。@@は掘りました?など砂金談義に花が咲きました。中々の考察をお持ちの方で、ちゃんとした理論の元にここに通っている事を聞けて嬉しくなりました。 この方も周囲には砂金掘りどころか理解者もいらっしゃらないそうで、砂金談義がしたかった!と。

お近づきの御挨拶にスルース1回分の砂金をプレゼントして、また一緒に掘りましょうとお別れしました。


今日は手より口を動かしていたので成果はボチボチでしたが良いご縁がありました。砂金を掘っていなければ絶対になかったであろうこの出逢いに感謝! これ見ているかわからないし言わなかったけど・・また掘りましょう~

fin.