SWA26mm 2インチアイピース | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

注:意外とだらだら長いです。天文機材に興味の無い方はスルーで大丈夫です。

 

 

中古で買ったスカイウォッチャーのセット品鏡筒であるBKP130は、接眼部が2インチ対応なので低倍率広視界が楽しめると思い、せっかくなのでいろいろと装備してみることにしました。

 

 

まずは、中古購入の際に付属していなかった2インチ接眼アダプターを、シュミットに問い合わせて入手しました。

 

 

このアダプターの鏡筒側のサイズについては、スカイウオッチャーで販売している13cm反射鏡筒が3種類もあり、全てサイズが異なるのでシュミットが何度もサイトロンとやり取りをしてくれました。また、サイトロンはこの部品単位で販売したことが無く販売価格も決まっていなかったので、その点でも調整をしてくれました。

こんな些細な部品でも、親身に販売対応してくれるサイトロンとシュミットはとても良いサプライヤーだと思います。

 

 

 

次に、ありそうでなさそで、うっふん(古w)の2インチ接眼部キャップを入手しました。

 

 

この何の変哲も無い接眼キャップが、後から買い揃えるのが結構大変な物である事を知りました。これはかの高級品メーカーであるバーダープラネタリウム社のもので、国際光器から販売されています。バーダー社はこんなものも扱ってるんだとちょっと意外でしたが、他に適当なものも見当たらずほぼこれ一択です。価格は高くないので助かりますが、仕方の無いことで送料の方が上回ります。

 

 

 

 

さて、いよいよ本題の2インチアイピースですが、どんなものにしようか検討しました。

 

現在持っている2インチアイピースは、ワイドスキャン30mm84度のみで他のものは手離しています。このアイピースでは鏡筒が短焦点反射の影響か見掛け視界が84度の影響か分かりませんが、斜鏡の影やインゲン豆現象が強く出るのでもっと短い焦点距離の方が良さそうです。

スカイウォッチャーにしばしば付属している2インチアイピースはLET28mm56度なので、25mm前後の焦点距離のものが無難かな、と考えました。

 

25mmぐらいで広視界の2インチアイピースで手頃なものとなると、SWA26mm70度というスペックがあり、SVBONY、笠井トレーディング、賞月観星などから販売されています。

笠井トレーディングは価格が少し高く、賞月観星は品切れが1年近く続いていてあまり売る気が無い様なので、ここではやはりお求めやすい私のご用達、SVBONYの直販サイトから購入しようとしました。

 

そうしたら、なんとSVBONYでも3月末まで品切れだそうです。人気があるとは思えないのできっと生産数が少ないのだと思います。無いと分かると余計に欲しくなるのが人情です。

あちこちの通販サイトを駆け回り、やっとアマゾン経由のSNBONYに在庫が2個あるのを見つけて注文を入れました。SVBONYは直販サイトでは品切れでも、アマゾンサイトにはあるのですね、不思議なことです。

 

 

 

 

3日後、ぎりぎりで何とか買えたSVBONYのSWA26mmアイピースが到着しました。

 

 

 

しっかりした外装箱です。

 

 

 

 

写真では伝わりにくいのですが、やっぱり2インチアイピースは大きいです。

 

 

 

 

みんな大好き、広角アイピース。見掛け視界は70度になります。70度となるとバレル径31.7mmでは各社とも焦点距離20mmが限界の様です。ワイドスキャン20mm84度は31.7mmとしては例外的に広いですが、残念ながらBKP130ではピントが合いません。

SWAアイピースは2インチにすることによって、焦点距離26mmの低倍率と70度の広い見掛け視界をバランスさせたアイピースということなります。

 

 

 

 

ちょっと見口のゴムが安物なのか、波打っていますが気にしないで参りましょう。

 

 

 

 

コーティング色は青緑で、全てのレンズ面にコーティングされている訳では無さそうです。

 

 

 

 

ではいつもの様に、BKP130のオリジナル接眼である31.7mmと、2インチ拡張接眼の見え方比較をして、やっぱりやっただけの効果はあるな、と思って頂きましょう。

 

 

 

先行はオリジナルの31.7mm接眼で、アイピースは鏡筒に付属していたSP25mmワイドアングルという、おそらくプロ―セル系のアイピースです。

 

 

 

 

 

31.7mm SP25mmアイピース 倍率26倍

 

ほぼトリミング無しでご覧頂いています。見掛け視界が不明ですがワイドアングルというぐらいなので、少なくとも60度ぐらいはあるのでしょう。アイレリーフも十分長く、これはこれで一般的なアイピースとして快適な見え方だと思います。

 

 

 

 

それではいよいよ2インチ広角アイピース、SVBONYのSWA26mmです。

 

 

 

 

 

2インチ SWA26mm70度アイピース 倍率25倍

 

 

広い、そして視野円が大きい!(^^)

ワイドスキャンの80度クラスほどでは無いにしろ、これでもかなり快適な星空散歩を楽しめると思いました。実際の星空の見え方はまた後日に確認しますが、心配するほど周辺像の悪化も無い様に感じます。

 

 

このアイピースをBKP130の眼視用の標準アイピースにしましょう。倍率25倍で実視界は2.8度となります。低倍率広視界により、漫然と天の川を下るのは実に楽しいものです。

 

 

 

 

それでは、今回も閲覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)