アトラス60に負けるSKYMAX127 | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

月に関しては、どうみても6cm屈折の方が良く見える。という報告です。

 

 

昨夜は遅番シフトで帰宅が遅かったので、部屋の中から昇って来た月をSKYMAX127で眺めました。フォトンED18mmでプリズムを使わないで直視で見てみるとどうも切れ味が悪い。ピントの山もちゃんとあるのですが、今一つピタッと決まらない感じです。

 

12.7cmF11.8の望遠鏡ですから、10cmF10のタカハシTS100よりもっと良く見えてしかるべきと思うのですが、実際は足元にも及びません。

 

 

 

それでは見てみましょう、昨夜の月日記です。

 

30日の月

SKYMAX127+フォトンED18mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

 

何だかピントの山を登っていってシャープな頂上が来るぞとピントノブを回していったら、ぼんやりしたままいつの間にか通り過ぎて山を下っていく感じ、と言ったら天文ファンの皆様にはご理解頂けるでしょうか。画像処理をしても全体的に眠たい写真になりました。

 

 

 

 

比較の為に急遽、スコープテックのアトラス60に登場頂きましょう。念のため、アイピースは同じフォトンED18mmで見てみます。

 

30日の月

アトラス60+フォトンED18mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

 

アトラス60は焦点距離が800mmで倍率がSKYMAXの半分ぐらいになるので、トリミングで月の大きさを合わせていますがどうですか、なかなかシャープに決まっています。6cmアクロマートF13.3のパワー炸裂ですね。(笑)

 

 

 

6cmという小口径でも特別良く見えるスコープテックの望遠鏡との比較であることを除いても、十分な光量を持つ天体においては倍半分の口径差で分解能で優るというスペックを十分活かせず、6cmアクロマートに負けるという事実を確認しました。

 

この鏡筒は品切れするほど量産されているので私の個体が不良品である可能性もありますが、やはり光学系はシンプルイズベスト、入射光を何回も折り返すカセグレン光学系の難しさがあるのでしょうね。一方、惑星や星雲、星団などの光量が足らない天体においては、12.7cmの集光力を遺憾無く発揮してくれると思います。

 

 

 

 

それではあくまでも素人目線の個人的感想ではありますが、読んで下さってありがとうございました。(^^)