SV32mm拡大撮影アイピース | さとしんの星日和

さとしんの星日和

古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

前回のブログの続きです。

 

 

スカイウオッチャーP130鏡筒の縮小コリメート用に、SV32mmアイピースを買ってみました。

 

 

ビクセンのアダプターを使ってはピントが合わないので、アイピースに直接コンデジを取り付けて撮影できるものを探してみると笠井トレーディングに拡大撮影用アイピースSV32mmというものが有り、同じ供給元と思われるアイピースがアストロストリートのオリジナルとしてアマゾンから安く販売されていたので、私のモットーとして安物買いの何とかでそちらを選んだのでした。

 

 

 

アストロストリート SV32mm 拡大撮影用アイピース

 

SVとはスーパービューだったのですね。(^^)

アイピースの種類としては普通のプローセルの様です。見掛け視野は52度なので現在縮小コリメートで使っているタカハシLE30mmと同じであり、望遠鏡の焦点距離が短くなった分だけ広く撮れるものと目論見ました。

 

 

 

 

眼視用のアイカップを外すと42mmのTネジが現れます。そのネジが付いている外側のスリーブが前後にスライドしてネジ固定できますので、コンデジの視点を調整できる仕組みとなっているのがこのアイピースの最大の特長です。

 

 

 

 

そのTネジに52mm→42mmのステップダウンリングを取り付けました。ピッチに少し不安がありましたがすんなりと回し込むことができました。

 

 

 

 

最後にルミックスLX7を接続しました。52mmのフィルタースリーブのおかげで様々なものが取り付けられてとても便利です。24mmの広角端で視野円がはっきり見えるポイントを探してスリーブをスライドさせて良いところで固定しました。焦点距離が30mm前後で50度ぐらいの見掛け視野のアイピースを使うと、視野円の大きさがちょうどLX7の液晶ファインダー画面一杯にになることは既に分かっています。

 

 

 

 

モバイルポルタにP130鏡筒を乗せて接眼部にSV30mmとLX7を取り付けました。アイピース単体の時に眼視でピントが合えば、LX7でもピントが合うはずです。

 

 

 

スカイウオッチャーP130+SV30+ルミックスLX7/24mmF1.4

縮小コリメート撮影

 

視野円が明瞭になるポイントでスリーブを固定して視点を出して何とか撮りましたが、短焦点のせいかムラが出易くてスライド位置を微調整してもフラットに写すのが難しかったです。また割とハッキリとした中央集光も認められ、周辺像の悪化もやや大きめです。拡大撮影しやすい構造はとても良いのですが、アイピースそのものはあくまで普通グレードなのでこのあたりはA級品のタカハシLE30mmと比較するとかなり劣る性能です。

 

 

合成焦点距離とF値の計算をすると432mmF1.4という結果で、超明るい400mm望遠という光学系が構成されており、実視野は大きく2.56度の円形で星野を写し込めるということになるので、短焦点反射の強みを十分活かした写真が楽しめそうで期待が持てます。しかし、先ほどもあったように明るさムラと周辺部の甘い星像に、画像処理の段階でかなり厳しい修正を強いられそうですね。

 

 

いずれにしても本来ならもっと高性能な高いものを買ってやるべきところ、私はいつもなるべく安いものを選んでどうにかしようとするので、あれこれ文句を言わずにとにかく楽しんでみなさい、ということになるでしょう。(笑)

 

 

 

 

 

それでは今回も閲覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)