またもや、昔の懐かしネタです。
ケンコーのテレプラスと言えば、望遠レンズを買えない人が標準レンズや中望遠レンズと組み合わせて使って、望遠撮影を楽しむといういわゆるテレコンバーターでした。
星オタの間では、直焦点撮影にて拡大倍率が小さいときにこれを使って月や太陽を撮るというのが定番です。倍率は1.4倍や2倍など幾つか種類があり、レンズ枚数によってMC4からMC7など製品も進化していたと思います。
私も使ったことが無かったので今更ながら楽しんでみようと中古で入手しました。風景写真を撮る人は今どきこの様なものは使わないのか、マニュアルレンズと同じくとても安く流通しています。
ケンコー2倍テレプラス
ミノルタマウントでMC6とありますから6枚レンズのやや後期の製品でしょうか。
レンズはキレイなのですが、やや薄い曇りがあります。何十年も前のレンズなので仕方ないでしょう、撮影には大きな影響は無いと思います。
さて早速リング遊びの始まりです。
まず、私の唯一の一眼はソニーのNEX5なのでEマウントアダプターをカメラ側に装着し、タカハシの拡大撮影アダプターのミノルタマウント→T42変換リングだけをレンズ側に装着しました。
次にバーダーのT42→31.7スリーブをレンズ側にねじ込んで、NEX5ボディを取り付けるとこれで直焦点撮影の準備完了です。
現在月齢は下弦で夜半を過ぎないと昇ってこないので、朝方早起きをして撮ることにしました。かなり薄雲がありますが撮影してみます。最初はテレプラス無しで撮ります。
28日の月
アトラス60+NEX5ボディ直焦点
いつもはトリミングしているのですが拡大倍率の違いを見てもらうので、NEX5の撮影画角そのままで処理しています。アトラス60の焦点距離は800mmなのでAPS-C換算で焦点距離は1200mmの望遠となります。例によってセンターを外してしまってすいません。(^^;)
次に今回の主役、2Xテレプラスを使用します。
28日の月
アトラス60+2倍テレプラス+NEX5ボディ直焦点
当たり前ですが焦点距離は2400mm相当になって大きさが2倍になりました。しかし画像はダメですね、薄雲のせいかレンズのせいか分かりませんがぼっけぼけです。月齢が次のサイクルになって条件の良い時にもう一度撮影してみることにします。
では、本日の太陽です。
28日の太陽
国立天文台望遠鏡セット+セレストロンズーム8mm+キャノンS100/24mmF2.0
内蔵NDフィルター アストロソーラーフィルター
5cmNAOJにしては良く撮れました。
それでは今日もご覧頂いてありがとうございました。