23日の月、春の二重星 | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

今日は大阪です。

 

暖かい日や寒い日が交互に続いていますが、そろそろ春の兆しでしょうか。

昨夜は薄い雲が流れるものの星が見えているので、すっかり東の空に姿を現す様になった春の星座からいつもの様に二重星を楽しみます。

 

まずはりょうけん座の主星コールカロリで、二重星としても知られています。

それでは、早速いってみましょう。

 

 

りょうけん座α星(コールカロリ)

スターベース80+ビクセンSLV5mm(160倍)+ルミックスLX7/90mmF2..3

露出1/8 ISO1600 30fps動画から297フレームをスタック トリミング及び修正

固定コリメート撮影

 

 

 

2.9等と5.5等の重星で見やすいです。離角も20秒で高倍率で見るには程良い間隔、色は白と薄青に感じます。

動画もLX7の液晶ファインダーで良く見えるので撮りやすかったです。ただ、シンチレーションによってフレアや分光を引いてディスクが非対称に膨らんだので少し星像を触って修正しました。なので境界がくっきりし過ぎて不自然になってしまいましたがまぁ楽しんでいる写真なので不問にして下さい。(^^;)

 

 

 

 

 

さて、次はあまりにも有名な二重星、ミザールとアルコルです。望遠鏡メーカーの名前にもなる様な知名度ですね。

肉眼で二つに見える肉眼重星は、その主星を望遠鏡で見るとさらに二つに見えるという三重星です。

 

では、いってみましょう。

 

 

おおぐま座ζ星(ミザールとアルコル)

スターベース80+フォトンED12mm(67倍)+ルミックスLX7/35mmF1.7

露出1/8 ISO1600 30fps動画から301フレームをスタック トリミング及び修正

固定コリメート撮影

 

 

 

眼視では二重星の教科書の様な見え方で十分明るく美しいです。撮影についてはミザールとアルコルは肉眼重星で離角が720秒(12分)もあるので高倍率ではフレームに入らず、ミザール自身の二重星の離角は14秒なので低倍率では団子に写る、案外難しい撮影対象でした。

とはいうものの、アダプタで使える私のアイピースはSLV5mmとフォトン12mm、タカハシLE30mmの選択肢しか無いのでフォトン12mmを使って撮りました。

 

 

 

 

さて、そうこうするうちに下弦の月が昇ってきたので、30°ぐらいの地平高度まで待って室内から撮影です。

今日も私の鉄板システムを使います。

 

 

 

23日の月

スターベース80+フォトンED12mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

露出1/400 ISO400 トリミング 固定コリメート撮影

 

 

 

少し薄雲を通しているので写りが甘いですが、シンチレーションが良くない空にしては良い感じになりました。

 

 

 

 

 

楽をしてベランダや部屋撮りで稼働率を上げている、私のシステムご紹介です。

 

 

 

 

 

入門機ばかりの構成ですが、なかなかの写真が撮れるお気に入りです。(^^)