尾鷲市向井の熊野古道センターで開催されます、特別展示室企画展『 裏の屋敷資料展 』をご案内しましょう。
『 裏の屋敷資料展 』
とき:4月13日(土)~6月2日(日) 10:00~17:00
ところ:尾鷲市向井 熊野古道センター 研究収蔵棟 特別展示室
チケット:無料
「裏の屋敷」とは、御浜町上市木の小児科専門医(疳医)であった榎本家の屋敷のことです。
豪農岡本幸七郎氏によって明治20年に建設された建物で、岡本氏が建設した建物は「表の屋敷」「裏の屋敷」と呼ばれていましたが、のちに「裏の屋敷」を榎本家が譲り受けました。
榎本家当主は代々「覺太夫(かくだゆう)」という名前を受け継ぎ、天正年間から苦心して「参連養児丸」という疳薬を開発したと薬袋に記載があります。
約300年以上にわたって小児医療と売薬業を営み、地域医療に貢献するだけでなく、疳薬については日本全国のみならず台湾や中国大陸からも受注していました。
現在、「裏の屋敷」資料は旧尾呂志中学校校舎に収蔵されています。今回の特別展示室企画展ではその資料の一部を展示し解説します。
問合せ 熊野古道センター 尾鷲市向井12-4 ☎0597-25-2666