先月、精神的にも身体的にも、酷く波のある一ヶ月でした。

本当に、すごく疲れ、バイト先ですらダンボールを敷いて横になる始
末。。

今までそんなことは、よっぽどの睡眠不足ですらしなかったのに、それは
今でも続いています。


わたしの性格は、かなりの「ネガティブ思考」な為、ほんの些細なことで
も、いとも簡単に 負のループにはまります。


思い込み、嫉妬、囚われ…


それらの意識は、次第に身体を蝕んできました。

食欲不信、吐き気、頭痛…


バイトが夜勤勤務の為、すくなからず、それが原因でもあると思います。


しかし、先月はとにかく酷かった。


「もう疲れた」

を、何度思ったことでしょう。


バイトの休憩時間、店内のUSENを聴くのがツラくて、ずっとお店の
前でしゃがみこんでいた日もありました。


食欲が無いものだから、体力はみるみる落ち、バイトの後半は立っている
のがやっと。


心と身体と意識は「三位一体」。


どれか一つが崩れれば、必ず残りの二つも崩れます。



今は少し、ほんの少しだけ、良くなりました。


これからももっともっと、良くなりますように。。






ー1992年9月。

アラスカの荒野。
朽ち果てたバスの中で、1人の青年の遺体が発見されました。

彼の名前は、「クリストファー・ジョンソ・マッカンドレス」。

アトランタの大学を優秀な成績で卒業。

大変裕福な家庭に生まれ育った23歳でした。


彼は大学卒業後、今まで貯めた高額の貯金を寄付し、IDも身分証も
捨て、家族にも告げず、1人 北の大地を目指して旅に出るの
です。

約2年にも渡る放浪は、きっと彼の心を豊かにしていったでしょ
う。

数々の人に出会い、数々のアメリカの大自然と向き合い、ほとんどの事を
1人でやってきた彼は、
それはそれは、いろんな意味で 強かったと思います。


ある老人に出会いました。

その老人は昔、妻子を不慮の事故で亡くして以来、
1人でずっと、同じ場所で、同じ仕事を続けているだけの生活をしていま
した。


そんな頑固な老人がクリスと出会った時、クリスの事が奇妙で仕方なかっ
たと思います。

ある日クリスは老人にこう言いました。


「もっと世界を見なきゃ! 新しい経験は、心を豊かにするん
だ!」


後にクリスは亡くなる前に、老人に同じような内容の手紙を出し、
老人は、80歳にしてテント生活を始めていったそうです。


クリスはアラスカの荒野の中、ポツンと置かれていた一台のバスに住み始
め、
最後は飢餓で亡くなります。


これは、実話を元にした映画です。


クリスに限らず、星野道夫さん、植村直巳さんといった冒険家や登山家、
または探検家たちは、大いなる自然のチカラによって その命を吸
い取られてしまいますが、

きっとスマートに生きてきた人たちよりも遥かに、遥かに、
魂は輝き残っているのでしょう。

そして モノや人間に依存せず、囚われず、自然という未知の領域
に足を踏み入れていた魂は、
ブレることのない確固たる「チカラ」となって、今でも存在し続けている
のでしょう。


誰かの心の中の光となって。。




先日、標高2965mの山でテント泊をしてきました。

さすがにまだ雪は降っていないものの、夕方の気温は2~3℃
夜になるとおそらく、0~-2℃。

夕方にキャンプ場に着いた時、相方とこう言いました。

「浄土だ」と。

眼下にはもくもくの雲が広がる雲海。

その雲海を、一日の終わりを告げるかのように、太陽が赤く照らしている
その景色は、
まだ見ぬ浄土の世界を現していたのです。

最初赤く染まっていた空は次第に、紫、青紫、そして最後には暗闇へと
フェードアウトしていく あの何とも言えない景色は、
ちょっとやそっとの山では拝見出来ないでしょう。


2900mの山の空は気分屋のようにころころと変わり、悪天候は視界を妨げ、氷のように冷たい
風は、体温を一気に下げるのでした。

そこまで寒くないだろうと思い、手袋を持っていかなかったので、
手は赤を通り越し、紫に変色。
お箸も掴めないほど、機能不可。


それでも、夕飯を食べ終わる頃には風はやみ 雲無い夜空となり
ました。

気温は低いのに、風が無いだけで体感温度はうんと違います。


初めて気付いたのですが、2900mとなると、木々や動物はありませ
ん。

なので、葉の音や動物などの 生命を感じさせる音は無いのです。

あるのは、風の音のみ。

その風もやんでしまうと、「無音」になるということです。


これが結構 寂しい。。

し、コワイ。。



夜中の2時くらいに、トイレで目が覚めて外に出た時、空を見上げ
ました。

それからしばらく何も思わずに、ただただ空を眺めていました。

その景色は、今までに見たことの無い夜空だったからです。


「あぁ、今 人生で初めて 星に近い所にいる。人生で初め
て 宇宙に近い所にいるんだぁ。」

そう感じました。

隙間を埋めるような満点の星空。
宇宙を覗けるかのような、広く大きな夜空。



もう何も、 何もいらないと思いました。



—朝方5時頃。

山の頂に上がり、ご来光を見ました。

幸いにも天気は晴れ。

昨日沈んていった太陽が、温かく 美しく、空を明るくするその様
は、
まさに自然界の賜物。

エネルギーに満ち溢れる太陽に、もっと感謝をしなくてはならないと思い
ました。




この先。


どんどん文明が進化していく前に、そして、自分の脚が丈夫なうちに、
太古の昔から変わらずに守られている自然界を、観て、聴いて、触れて、

いつの日か出来る(であろう) 自分のこどもやそのまたこど
もたちに、語り続けていきたいと切に願うのと同時に、


もっともっと高い山へ行き、もっともっと、神秘の世界を観たいと思うの
であります。