日本競馬を救うのは宝塚記念かもしれない | S-Trans

S-Trans

ブログの説明を入力します。

気は早いがあと1か月半すれば宝塚記念がやってくる。今年は京都2200mで開催されるが、夏の京都は他県の方が想像する以上に蒸し暑い。今年は例年よりも気温が高いため馬の体調が心配ではある。

 

そんな心配事は置いといて、なんと香港馬2頭が宝塚記念に予備登録を行ったと報じられた。まだ来ることは決定的ではないし、個人的には安田記念を最後に香港へ帰るのではないかと考えてしまうが、しかしこの報道を見て私は昔抱いた考えが頭によぎった。

 

 

あれ?宝塚記念って時期最高じゃね?

 

 

そもそも宝塚記念とは

宝塚記念とはそもそもどういうレースなのか。競馬初心者の方はもしかしたらこう思うかもしれない。

 

ひとことで言えば有馬記念と対を成す春のグランプリレース、それが宝塚記念である。フルゲート18頭のうち10頭は人気投票上位順で埋まるこのレース。距離は例年なら阪神競馬場の2200mで開催される。実は結構波乱が起こりやすいことでも有名(エリザベス女王杯ほどじゃないけど)。

 

今でこそ有力馬が参戦するようになったが、設立当初は八大競走(昔のG1に相当するレース)にも入れてもらえず、G1に昇格してからも有力馬に無視されるようなレースだった(テンポイントェ・・・)。

 

しかしそもそも春の競馬日程に中距離レースが無かったことや、2200mという距離が絶妙に中距離馬や長距離馬両方にとって丁度良いこと、近年では秋の海外遠征に向けての前哨戦という立ち位置で価値をどんどん上げていき、さらには宝塚記念勝ち馬のカツラギエースが日本馬初のジャパンカップを制したことで重要なG1レースとして確立した。とはいえ時期が6月下旬のため高温多湿の気候を嫌って回避する馬も多い。

 

宝塚記念は有馬記念を凌げるかも

宝塚記念と有馬記念。知名度は残念ながら雲泥の差だろう。しかし私は有馬記念とは別の観点から宝塚記念を盛り上げられるのではと考えている。

 

それは宝塚記念を招待競走にするという事である。

 

実は宝塚記念、世界的にはかなり穴場の時期に開催しているのである。香港は4月の香港チャンピオンズデーが終了した後は10月まで休養に入る。中東も主要レースは夏に開催できないし、オーストラリアに関しても中距離競走は5月で終了する。つまりアジアのグランプリ競走が丁度行える時期なのである。

 

問題は6月下旬という高温多湿。こればっかりはどうすることもできない。もともと阪神馬主協会が阪神競馬場を盛り上げるために創設したレースなので阪神以外で開催することは(改修中は別として)現実的ではない。みんなで頑張って地球温暖化を食い止めようとしか・・・。

 

なんなら6月前半でも私はいいのではないか?と思ったりもする。どうせ3歳勢はダービーが終わったあと休養に入るし。なんか3歳勢もレースに出られるようにするために6月末にしたらしいが、ぶっちゃけた話ダービーを目標に3歳馬は春のローテを組んでいるのだからそもそも宝塚記念を6月末に持ってきたところでアウトオブ眼中なのではないか?まあドゥラエレーデとかいう良く分からない奴もいるけど・・・。

 

結論

私は宝塚記念はかなりポテンシャルを秘めたレースだと思っている。有馬記念は2500mという距離がネックとなり距離短縮が進んでいる現在では2000m巧者が皆有馬記念を避けるようになっている。そんな中2200mという中距離も長距離も走れる距離で行う宝塚記念はもっと盛り上がっても良いのではと考える。

 

そうだ、もう一つ懸念点を言えば美浦の連中が来にくいことだね。イクイノックスは頑張ったよホント・・・。