9月11日、臨時議会が開かれました。先月の市長選挙と同時に行われた市議会議員補欠選挙で当選した冨田えいじ議員が加わりました。会派の異動があり、議場の議席も大幅に変更しました。

市長の現在の任期が9月中旬まであるため、長久手の9月議会は10月3日から始まります。

久々に議員が全員集まる臨時議会の日に合わせて5つの課から報告がありました。このうちの4つは以下のようです。タイトルだけ見ても、あってはならないことばかりです。

〇平成30年度分長久手市遺児手当の過払について(子ども家庭課)
〇国民健康保険出産一時金の支給誤りについて(保健医療課)
〇個人住民税の課税誤りについて(税務課)
〇令和元年度8月25日執行の長久手市議会議員補欠選挙における二重投票について(行政課)

近年の長久手市役所は、他市町に例を見ないほどミスが多発しています。なぜミスが続いているのか、どうしたらミスを防止できるのか、市の職員から市民に説明する必要があると思います。

最後に上記4点の中身です。

〇平成30年度分長久手市遺児手当の過払について
長久手市遺児手当は、父母離婚した児童、父または母が死亡・重度障害の児童、母が婚姻によらず出産した児童などに対して児童ひとりにつき月3,000円支給するものです。
長久手市は、平成29年4月に市外へ転出した児童に対して、平成30度1年分の遺児手当3万6,000円を支払ったとのこと。この3万6,000円は返してもらうそうです。平成29年4月分の3,000円を支払い、市外へ転居のため平成29年5月分から支払っていないのに、なぜ再び平成30年度の1年分の支払いを開始したのでしょう?

〇国民健康保険出産一時金の支給誤りについて
国民健康保険加入者が出産した場合は一時金が支給されます。基本支給額は40万4,000円で、「産科医療補償制度」に加入している医療機関で出産した場合は42万円です。
海外で出産された2件について、出産育児一時金の支給額は40万4,000円ですが、誤って2,000円少ない40万2,000円を支払ったとのこと。3件目の事例があって、これまでの2件のミスに気づき、それぞれ2,000円を追加で支払ったそうです。この2件の支払日は、5月31日、6月27日と約1カ月離れているので、金額の入力誤りを2度繰り返しています。40万4,000円でもなく、42万円でもない金額を繰り返し入力し、支払いも通過する市の体制は問題です。

〇個人住民税の課税誤りについて
「国民健康保険税が昨年より異常に高くなっている」との問い合わせがあり、確認すると別人の所得額で課税通知をしていたとのこと。別人の所得額で計算したために個人市民税の課税を誤り、それに伴い国民健康保険税の課税も誤るということは、市として絶対にあってはなりません。

〇令和元年度8月25日執行の長久手市議会議員補欠選挙における二重投票について
私の以前のブログにも書きましたが、先月の市議会議員補欠選挙で、投票者の総数よりも投票箱に入っていた投票用紙の数の方が1枚多くなりました。まちづくりセンターの投票所で20時の投票時間終了後に投票用紙の残票を確認したら1枚足りなかったとのこと。投票用紙を保管していた場所や投票所内をくまなく探したが見つからなかったため、原因は交付機から2枚付着して出た投票用紙を渡し、受け取った投票者がそのまま2枚投票したことだと。交付の機械の責任ということでしょうか?