子どもの睡眠 | 諭す育児~月間200人以上の子どもと接する元幼稚園教諭が伝えたい子育てブログ~

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親子カフェを夫婦で経営中。教諭と保護者、両面の視点から育児についてお話しします。

こんにちは。
名古屋市西区の親子cafe『cafemini』の笹岡ありです。

今回のお話は… 『子どもの睡眠』について。
以前『子どもは昼寝も含め、何時間寝ればいいですか??』と質問をさせたママさんがいましたが、何時間寝れていればいいという答えはありません。

実際に、1歳で全く昼寝をしない子もいれば、3歳を過ぎても2時間の昼寝をする子もいます。
睡眠を時間で考えてしまうと、かなりの個人差があり、沢山寝たほうが成長に良さそうな気がしますが、睡眠は『時間』ではなく『質』である事をしっかりと理解してもらいたいと思います。

睡眠を研究させている教授によると、『幼児期における睡眠は、成人後にはない非常に重要な役割を担っている。また、子どもにとっての睡眠は、日中に新しく習得した知識や能力を脳が整理し保存していく時間でもある。その時間が不規則だったりすると、学習能力に悪影響を及ぼし、さらにその後の人生においても大きな損失になり得る。』との事でした。

そんなに重要なら、無理矢理にでも寝かせなくちゃ!となりそうですが、本来の睡眠は快楽なので、眠る事に喜びを感じられるようにしてあげることから始めたいですね。
その為にも、日中体をたっぷりと動かし、3食をしっかりと食べ、眠る前には心を落ち着かせてあげる、と毎日のリズムを作ってあげて下さい。

もう1つ大事な事は、22時~2時に熟睡していることです。
この時間は、ゴールデンタイムと言われています。パパとの時間を大切にしたいからと、パパが帰ってくるまで待つ…なんて家庭もありますが、子どもの睡眠は、親と過ごす時間と同じくらい大切なものなのです。パパと遊ぶ時間を確保させたいのであれば、早起きをお勧めします!
そして、早寝の子どもに育てると、好きなテレビ番組がリアルタイムで見れる楽しみがありますよ~