2022年11月30日。
この夏に受けた税理士試験、消費税法の結果発表の日となりました。
といっても、当時の試験結果の発表は郵送のみ。
11月30日に発送が始まるので、田舎在住の私の手元に結果が届くのは2、3日後です。
11月30日にできることは、国税庁のHPで試験結果概要を確認することぐらい。
消費税法の合格率が爆上がりしていないかなーと淡い期待をもってHPを確認しました。
この年の合格率は11.4%。
前年より0.5ポイント悪化していました。
この年の消費税法の受験者が約6500人。前年も同じ人数が受験したと仮定すると、合格者が約33人減ったこととなります。
私のように、自己採点がボーダーぎりぎり勢としては、0.5%減はかなりの痛手です。
ただ、このときの合否の手応えとしては合格7割、不合格3割ぐらいかなーと。
実際、本試験後まったく税理士試験の勉強はしていません。
その程度の自信はありました。
予想通り、試験結果が届いたのは結果発表の2、3日後です。
妻には、国税庁から自宅に封筒が届いたらすぐに連絡をするようにお願いしていました。
妻からの一報が入ります。
予定通り「お腹が痛いので早退させてください」と職場に伝え、飛んで帰宅しました。
テーブルの上には見慣れた茶封筒が置いてあります。
妻は「緊張に耐えられない」と、洗濯物を干しに出かけました。
今日で試験とはおさらばや。
グッバイ地獄の日々。
恐る恐る封を切ります。
中を覗くと三つ折りの紙が一枚。
あれ?
去年、不合格の通知を受けたときは二つ折りだった気がする。
ということは、今年は合格か?
一気にテンションが上がります。
通知を取り出す手が震えていました。
合格なら消費税法の欄に「令4合格」、不合格なら点数が書いてあるはずです。
いざご開帳!
不合格かーい!
テンションの振れ幅が大きすぎて立ちくらみがしました。
(一応、前年の不合格通知を確認したら、ちゃんと三つ折りでした)
しかし、点数が腑に落ちません。
大原でボーダー、TACではボーダーより3点も高かったのに、56点って・・・(合格は60点)。
不合格としても58か59点ぐらいだと思っていました。
自己採点に大きなミスがあったとしか考えられません。
・・・・。
あっ!
もしかして解答欄を間違った理論第2問の(3)と(4)が両方とも0点だった?
本試験の問題用紙と自己採点のメモを取り出して再度計算しましたが、それしか考えられません。
もしかして・・・・やってしまった?
後日、大原の先生に試験結果を電話で報告しました。
そして、解答欄を間違ったことについて見解を聞きました。
大原の先生「おそらく(3)と(4)は両方とも0点でしょうね」
・・・・・やっぱりそうですよね。
解答欄を間違えなければ。
いや間違ったとしても問(4)の答えを書いてしまった(3)の解答欄を捨て、問(4)の解答欄にもう一度同じ解答を書いていたら合格していたかもしれない。
てか、前年の消費税法本試験も解答欄を間違っていたので、こいつも間違っていなければ合格していたかもしれない。
終わってしまったことにクヨクヨすることは少ない性格ですが、このときばかりは経験したことがないほど後悔の波に溺れてしまいました。
来年は大学院の修士論文も仕上げないといけないのに、再受験する余裕はあるのか?
また、理論を全部覚え直す気力はあるのか?
ただ、税理士試験4年計画を完遂するためには、来年の受験がラストチャンス。
Give me a chance
最後にかけてみたいんだ!
逃げるわけにはいきません。
税理士試験と修士論文の二刀流。
来年は死ぬ気で挑戦しよう。
地獄の日々はまだまだ続くのでした。
税理士試験3年目編 おわり。