お盆休みも終わり、通勤ラッシュが復活した。朝夕の空(す)いた電車に気を良くしていたのもつかの間にすぎなかったが、この夏、昨年ほどには、通勤時の汗ばむ不快の訴えを聞かない気がする。
東京では、東京メトロや都営地下鉄などで昨年のような冷房の使用制限は行わなかった。そのことも理由のようだ。節電はもっぱら照明設備の間引き消灯など、他の手段で対応しているという。
お盆休みも終わり、通勤ラッシュが復活した。朝夕の空(す)いた電車に気を良くしていたのもつかの間にすぎなかったが、この夏、昨年ほどには、通勤時の汗ばむ不快の訴えを聞かない気がする。
東京では、東京メトロや都営地下鉄などで昨年のような冷房の使用制限は行わなかった。そのことも理由のようだ。節電はもっぱら照明設備の間引き消灯など、他の手段で対応しているという。
昨年の冷房制限にしても、車内温度はそのままに、駅構内に限って時間帯を区切り実施したというが、さすがに利用客の反応は厳しかった。大阪では、市営地下鉄の車内温度を1度上げただけで囂々(ごうごう)たる批判が起きたという。
だが、こうした不満を声にできる日本人は、実際は少数派だ。体温の調節能力が衰えてくる高齢になるほど、我慢を美徳だと考える人が少なくない。
昨夏は原発事故にともなう電力危機が叫ばれ、列島挙げての節電が求められた。政府のエネルギー政策の無策も原因だが、1人暮らしの高齢者の中には、クーラーがありながら使用を控え、室内で熱中症にかかって亡くなる悲劇も報告された。
昨年の冷房制限にしても、車内温度はそのままに、駅構内に限って時間帯を区切り実施したというが、さすがに利用客の反応は厳しかった。大阪では、市営地下鉄の車内温度を1度上げただけで囂々(ごうごう)たる批判が起きたという。
だが、こうした不満を声にできる日本人は、実際は少数派だ。体温の調節能力が衰えてくる高齢になるほど、我慢を美徳だと考える人が少なくない。
昨夏は原発事故にともなう電力危機が叫ばれ、列島挙げての節電が求められた。政府のエネルギー政策の無策も原因だが、1人暮らしの高齢者の中には、クーラーがありながら使用を控え、室内で熱中症にかかって亡くなる悲劇も報告された。
総務省消防庁によれば、今年7月中に熱中症で救急搬送された人は2万1082人で、平成20年の調査開始以来、7月としては過去最多を記録した。半数近くは65歳以上の高齢者である。猛暑はなお衰えず、気象庁の長期予報では、9月も平年より気温が高い日が続くという。
クールシェアなる、高齢者を取りこんでの地域ぐるみの暑さ対策も生まれている。1人1台のエアコン使用をやめ、涼しい場所をみんなで共有しようとする取り組みである。
だが、気掛かりは、どんな環境にも自らを合わせようとする日本人の知恵や忍耐力が、必ずしも美徳と受け取られなくなっていることだ。
むしろ国際社会では逆手に取られがちである。
政治もまた、こうした日本人気質に甘えているようで怖い。
くどいが、記事が本当に本人の人間性を表現しているとは限らない。売れれば何でもありの世界どすから誇張もあれば、ガセもある。
ただし、上記記事の内容は多いに評価したい。
さて、以下の記事は、ガセのような気がしますが、如何でしょう?
【中国】真偽のほどは? 「反日デモに参加したあとで駐車していた自分の日産車が打ち壊されているのに気付いた女性」という画像
中国の掲示板サイト『天涯社区』に、「反日デモに参加して駐車場に戻ってみたら、自分の日産車が打ち壊しにあっていた女性」と題された写真が投稿され、話題を呼んでいる。
件の写真は、五星紅旗の小さい手旗を持った若い女性がカメラのほうに悲しそうな表情を投げかけ涙を拭っているという1点。彼女の視線の先には車のルーフに見えなくもない銀色の物体がボケとして写り込んでおり、たしかにこれだけ見るとデモに参加した女性が車の前で泣いている場面のようにも見える。ただ、肝心の破壊された車の写真はなく、真偽は不明。
この写真を見た中国のネットユーザーは「これは面白い」という感想のほか、「日本製品の品質が良いのは事実」「デモに参加しているのは日本製品を買えない貧乏人ばかり」「日本製品不買デモに参加した人がキヤノンのカメラを持っていたよね」「深センのデモで破壊された日本料理店のオーナーは中国人だったよね」など、意外と冷静な意見を書き込む人が多かった。また、
「真夏のデモなのに、長袖の上着にマフラーはおかしい」
というツッコミも入っている。
どうやらこの写真は、反日デモに参加する人たちの矛盾や滑稽さを嘲笑するためにアップされた“釣り”画像だった、というのが真相のようだ。