北信濃の偉人達 3-2 | 須坂動物園のくまひゃんのブログ

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動物園の関係者では、有りませんが、生き物なんでも大好きです。新しいことは苦手ですが、豊富な人生経験。年の功が誰かの・何かの役に立てばとの思いでブログをはじめたのですが、気がつけば若い方に励まされてばかり、感謝、感謝の毎日です。

中山晋平は1905年(明治38年)に上京して嶋村抱月(1886~1918)の書生を経て(しながら?)1908年に、東京音楽学校予科1に入学。卒業後、島村抱月が松井須磨子(晋平と同年齢で長野市松代出身)らと旗揚げした「芸術座」に参加し、須磨子の唄で大ヒットした“カチューシャの唄”や“ゴンドラの唄”などを作曲しました。

“ゴンドラの唄”について、ウィキペディアに「1952年、黒澤明(1910~1998)監督作品“生きる”で、志村喬演じる主人公が雪の降る夜ブランコをこぎながら、この歌を口ずさむシーンは日本映画屈指の名場面として伝わっている」とあります。中山晋平が世界の黒沢にも、影響を与えている事が理解されます。


カチューシャの唄


カチューシャかわいや わかれのつらさ 

せめて淡雪 とけぬ間と

神に願いを(ララ)かけましょうか


カチューシャかわいや わかれのつらさ

今宵ひと夜に 降る雪の

あすは野山の(ララ)路かくせ


カチューシャかわいや わかれのつらさ

せめて又逢う それまでは

同じ姿で(ララ)いてたもれ


カチューシャかわいや わかれのつらさ

つらいわかれの 涙のひまに

風は野を吹く(ララ)日はくれる


カチューシャかわいや わかれのつらさ

ひろい野原を とぼとぼと

独り出て行く(ララ)あすの旅


ゴンドラの唄


いのちみじかし 恋せよおとめ
   あかきくちびる あせぬまに
   熱き血潮の 冷えぬまに
   あすの月日の ないものを

   いのちみじかし 恋せよおとめ
   いざ手をとりて かの舟に
   いざ燃ゆるほほを 君がほほに
   ここには誰も 来ぬものを

   いのちみじかし 恋せよおとめ
   波にただよう 舟のように
   君が柔手(やわて)をわが肩に
   ここには人目の ないものを

   いのちみじかし 恋せよおとめ
   黒髪のいろ あせぬまに
   心のほのお 消えぬ間に
   きょうはふたたび 来ぬものを




(若い方は知らないよね)


 代表作は『シャボン玉 』『てるてる坊主 』『あめふり 』『証城寺の狸囃子 』『こがね虫 』『あの町この町 』『背くらべ 』『鞠と殿様 』『砂山 』『波浮の港 』『東京音頭 』など。およそ3000曲。(ウィキペディアより)