涼しい、というよりは肌寒い、盆開けの北信濃、
高校の頃に、気にとめたことを書き留めていたノートを読み返してみたら、8月30日の日付のページに「昨日、夜の町を散歩してたら、夏が旅に出るのを感じた」というくだりを、見つけた。
早い秋の訪れを、戸惑っています。
さて、秋になると毎年必ず思い出し、気にしてはみるもののキノコ狩りの慌しさの中「まぁ、いいかぁ」と、置き去りにしてきたことがあります・・・・(ただ単に、ずぼらなだけですが・・・)
サンマ(秋刀魚)に、魚へんの文字がない
(鰍はカジカです)。
イチョウ(公孫樹・銀杏)に、木へんの文字がない。
?????疑問が????湧いてきます。
少しは、調べてみるのですが、諸説はあるものの、胸に落ちません。
鯨(クジラ)鯱(シャチ)鮑(アワビ)など、魚ではないもの。鰭(ひれ)鰓(えら)など体の部分さえ、魚へんがあるのに、なぜサンマはないのでしょう?(じつは、イワナ(岩魚)ヤマメ(山女)も有りません)
ハナミズキのように、明治維新以降に渡来したものは別ですが、イチョウは樹齢数百年にも及ぶ大木がたくさんあり、古くから生活と密着して来たと考えられますし、木へんの文字には、椙と杉というように、中国漢字に対して日本漢字さえ作られているものも多く有るのですが、イチョウは中国漢字さえ有りません、不思議です。
少し脱線して
大好きな、キノコの話を少々・・・・・。
キノコほど地域での呼び名が、違うものは有りません。
ポピュラーな雑キノコの代表格のハナイグチ、ヌメリイグチなどを総称してこの近辺では「ジコボウ」と呼びますが、この辺でさえ、ジコンボ、リコボウ、カラマツなど地域で呼び名が違いますし、他県ではラクヨウ、アミジコウと呼ぶところもあると聞きます。
また、この辺ではナラタケ、ナラタケモドキ、オニナラタケなどを総称して「ヤブタケ」「ヤブタロウ」と呼んでいますが、他県の方は、まったく違う名前で呼んでいました。キノコの場合、俗称が多いことで、情報が曖昧になり、より危険を生み出しているのかもしれません。
皆さんの所は、なんと呼ばれていますか?