※昨日の朝に描いた猫

※描いた猫は2匹目。



今まで僕は何も考えずに

即興的に描くことで生まれてくる

抽象的な絵を描いてました。

 

それはその方が

僕が好きな絵が生まれてくるというのもあったし、

描いてて面白いし、自分の長所が活きる

描き方なのかなと思ってやっていたところもあって。

 

でも、一方で「逃げている」という感覚もあった。

対象やテーマを決めて描くことは、

自分が描いた絵と、

対象としたものとの比較が生まれることで、

「正しく描けたかどうか」「上手い下手」などが

はっきり表れてしまう気がしていて、

そういう「下手な絵」に出会いたいくない、

もしくは「下手な絵を描く自分」に出会いたくない、

という気持ちがあった。

それはピアノを弾くときもそうで、

既存の曲を練習を演奏するというのは、

演奏の間違いや上手い下手がはっきりと表れる。

 

でも即興的な演奏なら「それはそれ」で片付くし、

自分の間違えないように弾くという

緊張から解放されて、

純粋に音楽を楽しむということに集中できる。

でもそれは、

下手な演奏をする自分に出会いたくないだったり、

やっぱり人の前で演奏の下手の自分をみせたくない、

みたいなのもある。

 

うまく出来ない自分を見せることは、

僕にとって何かそれはやってはいけないこと、

できるだけ避けなければいけないこと、

みたいな認知がある。

絵にしてもピアノにしても、

あと場づくりや聴くことにしても、

「できない自分」という風に人に認識されるのが、

すごく怖い。

 

なぜか「できない自分」では、

人が離れていってしまうという不安を抱えている。

 

頭ではそんなことないと理解しているが、

心が無意識にそう感じてしまう。

そんな自分を見つめていく中で、

それは自分の妄想なんだと

言い聞かせることができるようになった。

 

未だに「できない自分」を見せることに

不安を感じる自分はいるが、

それをそのまま語ることで、

「そんな自分がいるんだよね」という風に

自分を開くことができるようになったし、

同時に自分にも開いた。

そんな中で、絵のことに戻ると、

ずっと対象を決めて描くことを避けてきた。

 

でも今語ったようなことを

最近友達に聴いてもらった。

 

そこで素直に

「できない自分を見せたくない」みたいなことを

とても楽しく語ることができた。

そのことで何かきっと手放せたものがある。

その友達との会話の数日後、

ものすごく自然に僕は「猫」を描いた。

 

今までずっと避けてきた

「対象を決めて描く」ということを、

スーッと自然にできた。

そして描いてみた結果、

僕はとても満足した。

新しい世界が広がったことが楽しかった。

絵は、別に上手でもなく下手でもなく、

猫かどうか、正解不正解をジャッジされるような話でもなく、

ただただ自分的に味わい深い絵が現れたことがびっくりしつつ満足だった。

 

今までの筆で描いてきたタッチもそのまま活かせたこともあって、

これまでの世界から広がって行ける可能性を感じた。

そして続いて「鳥」、「犬」、そしてまた昨日「猫」を描いた。

今まで出来なかったことが、

なんで出来なかったの?って思えるぐらい

普通に対象を決めて描けている。

 

そこに絵を描くことの

新しい喜びを見つけた。

見つけたことに、最近気づいた。

今回たまたまだけど「顔」を描いた。

顔っていうのは不思議なもので、

そこに人格が生まれるというのか、

僕が描いた猫や犬の表情を見ていると、

その子の性格や口調、声の感じ、

セリフなどを思い浮かんできて、

それが個人的には結構楽しい。

物語まで生まれてきそうな勢い。

顔を描くことで、

そこに新しい出会いを経験することができる。

それが僕にとっての予想外の

絵を描くことで生まれる喜びだった。

彼ら彼女たちがこの世に生まれて

生き生きとしてくる、

その妄想の広がりが、

僕の新しい喜びとして、

今ワクワクしている。

 

抽象画を描いているときも、

ある程度の妄想はあったけど、

そこには「人(人格)」はいなかった。

 

風景や生物としての妄想は生まれるけど、

表情やセリフ、浮かんでくる会話から始まる物語などは無かった。

 

今僕の中で探究したいテーマは

「顔」「表情」「人格」の関係性とは何だろう?です。
 

 

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