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日本経済新聞記事 旬の人時の人関根愛子さん(58) 日本公認会計士協会 初の女性会長は下記通りです。
この中でポイントは2つです。①ですが、これはその通りで、女性会計士は最初は全体の2割弱いますが、マネージャー層になると半分は退職し、1割弱しかいないので、もっと活用すべきでしょうが、結婚出産で実務、知識のブランクがあくと復帰しにくいからでしょうね。
②ですが、日本は税務申告期限、有価証券報告書等提出までの期限が諸外国に比べて1月以上短いですので、確かに正確で適切な決算をするにはもう少し余裕が必要でしょう。不正を見抜くのは研修も重要ですが、それ以上に不正を見抜く監査センス、監査技術を見抜くことが重要ですが、現行、粉飾看過問題が起きると形式的な監査手続きやチェックリストをこなす負荷を増加させる方向に金融庁や公認会計士協会が走りやすいのでそうならないように調整が必要ですね。
①「子育てが落ち着いたら復帰できるよう、業務知識のキャッチアップ研修を充実させたい」。女性会計士の相互交流の機会も増やす。
②「決算日から監査報告書の提出までの期間が短く、精査しきれない」のが一因とみる。不正を見抜く目を養う研修を義務付けたり、報告書の提出期限の延長を経済団体に働きかけたりと対策を急ぐ。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160720&ng=DGKKZO05027010Q6A720C1EA1000
日本公認会計士協会の会長に7月25日に就任する。70年近い歴史で初の女性会長だ。国内の会計士のうち女性は1割強と約5割の米国を大きく下回る。慢性的な人材不足を解消するためにも、女性が活躍しやすい環境づくりを目指す。一方、東芝など大企業で相次いだ会計不祥事の防止という課題も背負う。
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大卒後に入った外資系銀行でいきなり壁にぶつかった。財務分析などの専門的な研修を男性に限定し「女性は腰掛けと軽んじられていた」。身を立てようと1年半の猛勉強の末に会計士資格を取得。27歳の時だ。監査法人は資格さえあれば男女に仕事の差はない。ソニーの監査を長く担当し、会計士の国際組織の委員も歴任してきた。
企業の決算が近づくと会計士の業務は連日深夜に及ぶ。このため、出産を機に辞める女性が珍しくない。「子育てが落ち着いたら復帰できるよう、業務知識のキャッチアップ研修を充実させたい」。女性会計士の相互交流の機会も増やすという。
会計不祥事では不正を見落とした会計士も批判された。「決算日から監査報告書の提出までの期間が短く、精査しきれない」のが一因とみる。不正を見抜く目を養う研修を義務付けたり、報告書の提出期限の延長を経済団体に働きかけたりと対策を急ぐ。市場不信を招き「職業基盤が揺らぎかねない」との危機感が駆り立てる。