監査法人、公認会計士事務所、税理士事務所、士業系事務所の顧客強奪独立、クーデターと対処方法 | 日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·国家公務員1種試験経済職合格者福留聡のブログ

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日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·登録政治資金監査人・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡が会計、税務、監査、政治、経済、経営、時事、主催の東京法律会計士業交流会等含め記事にします。


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今日は、監査法人、公認会計士事務所、税理士事務所、士業系事務所の顧客強奪独立、クーデター、乗っ取りについて記載したいと思います。

上場企業や一般事業会社等でも私の監査法人在職時のクライアントでクーデターありましたが、監査法人、公認会計士事務所、税理士事務所、士業系事務所の顧客強奪独立、クーデター、乗っ取りはよく聞きます。

特に顧客は中小企業で法人や個人との顧問契約を結ぶ場合が多い税理士事務所や社会保険労務士事務所は自分の担当していたクライアントや自分の営業でとってきたクライアントを持ち出して独立する税理士(公認会計士)や社会保険労務士、弁護士はかなり多いです。

もちろん、自分の営業でとってきたクライアントやクライアントがどうしてもその税理士(公認会計士)や社会保険労務士、弁護士についていき、所属していた事務所の所長の了解得れば問題ないと思いますが、多くは、了解得ず、クライアントを持ち出す税理士(公認会計士)や社会保険労務士、弁護士は多いです。

公認会計士は、中小企業を主に相手にする税理士業務はともかく、上場企業や上場準備企業を相手にする公認会計士業務では、大企業が多いため、税理士(公認会計士)や社会保険労務士、弁護士ほどクライアントの持ち出しは稀で、一部監査法人から離脱し、他の監査法人に合流するパートナーにひも付きでクライアントが移動するケースはありますが、多くは持ち出しが出来ませんが、
最近、私の周りでも、持ち出しが出来ない分、まるごと、クライアントをとってしまおうというクーデターが監査法人でも続発しており、トップを追い出したり、
複数人を利用してクライアントを他の監査法人に移動させる等えげつない手法で行われています。

ここで言いたいことは、

既に既存の事務所がある程度大きく、クライアント数が大きい事務所を保有している方は、
部下や他の共同事務所のメンバーを疑えとまでは言いませんが、最低限の内部統制、管理体制を構築して特定の者に権限が集中しすぎないようにし、クーデターや持ち出しが出来ないように注意することは必要だということです。

また、逆に独立する方等は、
手法によっては、士業の業界は狭いので、すぐ同業界に顧客強奪独立、クーデターの情報が伝わり、業界で今後やっていくのが難しくなる可能性あるためあまりお勧めしませんが、
独立したては通常最初は、なかなかクライアントを取れず、財務基盤が苦しいのが通常ですが、以前の所属先や現所属先のクライアントを持ち出したり、クーデターをすると、最初から財務基盤、営業基盤が確立できるという利点はあるので、こういう独立の仕方もあるのだなという一選択肢になるということです。
ただ、こういう手法だと長く続かない可能性ありますので、一番は自分の営業能力を磨き、顧客獲得のルートを確立するのが重要と思います。