日本版IFRSの公開草案がなかなか出てこない理由とは?についての私見 | 日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·国家公務員1種試験経済職合格者福留聡のブログ

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日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·登録政治資金監査人・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡が会計、税務、監査、政治、経済、経営、時事、主催の東京法律会計士業交流会等含め記事にします。


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公開草案が出ない!
大義失った日本版IFRS ダイヤモンドオンラインの記事です。
http://diamond.jp/articles/-/56010

まず日本版IFRSは、
①IFRSに世界が統一的な会計基準の利用に向かっているが、一部の大手製造業がIFRS全面導入に反対しているための折衷案の作成のため
②IFRSに日本の意向を反映させるため
に作成することにされた。

上記記事によると、日本版IFRSの公開草案が6月中に出るとみられていた公開草案がいまだに出ていない。


理由は、記事によると、下記通り、IFRS財団の鶯地氏「日本版は日本がIFRSの任意適用を促進するために存在するという位置付け」とし、日本版IFRSはIFRSと認められず、日本における日本基準、米国会計基準、IFRSに次ぐ適用可能は4つ目の会計基準とされ、そのため、日本版IFRSを利用するのは、IFRSに反対する一部の大手製造業に限定され、その他の企業は利用しないと金融庁がみており、日本版IFRSの公開草案を発表すると世界から馬鹿にされるとみているためである。

国際会計基準審議会が日本版IFRSはIFRSと認めない見解について私見

http://ameblo.jp/satoshifukudome/entry-11871719928.html

上記記事であるが、確かに、日本版IFRSを利用する企業はもともと全面導入に反対の一部の大手製造業以外利用しないであろう、それは事前から分かっていたことであるが、IFRS財団が、日本版IFRSに権威を認めないなら、世界的浮いた意味のない会計基準になるため、
公開草案を出すこと自体に意味があるのか?という議論がASBJの作業部会内であるのでしょうね。ただ、一度出すと言ったので公開草案は出るのは出るのでしょうね。それがいつになるかですが?まあ、ほとんどの会社は利用しないので、これらの会社と関与する会計士以外どうでもいいのでしょうが。